著者 : 橘公司
ファンタジー小説の金字塔『スレイヤーズ』刊行25周年を記念して、『スレイヤーズ』を愛してやまない作家陣が贈るアンソロジーが登場だ!原作者・神坂一はもちろん、秋田禎信や日日日、さらに『デスマーチからはじまる異世界狂想曲』の愛七ひろ、『ライジン×ライジン』の初美陽一、『デート・ア・ライブ』の橘公司ら豪華作家陣が書く特別短編、そして豪華イラストレーター陣の描く特別イラストも収録!『スレイヤーズ』を長年応援してくれたファンへの感謝を込めた1冊。読んでくんないと、暴れちゃうぞ!
「そ、そうだな……いい子にしてたら来るかもな」クリスマスプレゼントを期待する十香たちのため、士道がサンタとして奔走する。そしてとある理由により、サンタ狂三も聖夜に顕現!? 短編集第3弾!!
第8の精霊となった少女ー鳶一折紙。忌むべき対象である精霊になってまで欲した力を手にした少女は、両親を殺した犯人を突き止めるため、狂三の力を借りて五年前の天宮市に降り立つ。しかしそこで目にしたものは残酷すぎる真実でー。過去に絶望し戻ってきた折紙の暴走によって、十香たちが傷つき、倒れていく中、五河士道もまた狂三の力によって、五年前の天宮市に飛ばされる。『この救いのない破滅を、希望の潰えた惨劇を、なかったことにしてみせてくださいまし』運命に呪われた精霊を救うため、世界を変え、デートして、デレさせろ!?
十香たちはもちろん新たに八舞姉妹、美九も加わり、士道の『日常』はますます賑やかに!さらには最強の魔術師のプライベートも垣間見える短編集!
「シドー!おなかがすいたぞ、シドー!」、「だーりーん!だーりーん!」、「みんなちょっとおちつきなさい!」第7の精霊、七罪が化けた相手を探す勝負を見事制した士道だが、天使の力によって十香たちを子供の姿に変えられてしまう。「七罪…一体、なんでこんな…」世界から存在を無視されたことで、コンプレックスを肥大化させ、偽りの姿に変身し、本当の姿を隠す精霊、七罪。「教えてやるよー女の子は天使なんて使わなくたって、『変身』できるんだってことをさ」自分を否定し続ける精霊の魅力を引き出すため、デートして、デレさせろ!?
『生徒会の一存』『ハイスクールD×D』『フルメタル・パニック!アナザー』『これはゾンビですか?』はこの本のために書き下ろした短編を、『東京レイヴンズ』『デート・ア・ライブ』は特典などで配布した、今はもう手に入らない短編に加筆したものを収録。イラストも文庫未収録の貴重なものばかりを厳選。
夏休み前の七月一七日。来禅高校の修学旅行で或美島を訪れた五河士道は二人の精霊と遭遇する。「最後の決闘だ!この男ー士道を、先に落とした方の勝ちだ!」「承諾。-その勝負、受けて立ちます」どちらが真の精霊かを争う八舞、耶倶矢と夕弦。彼女たちの裁定役に選ばれてしまった士道は令音に相談するのだが…。「…今回、私は、君をデレさせる。だから君はその上で二人をデレさせてくれ」謎の通信障害によって“ラタトスク”のサポートは受けられない状況の中。すれ違う二人の精霊の過酷な運命を覆すため、デートして、同時にデレさせろ!?-。
私のねえさまは、あっ、正確には叔母さんなんですけど…なんかねえさまの方が呼びやすくて、それにお姉ちゃん、欲しかったから。私のねえさまは、蒼穹園騎士団で働いています。空獣から世界を守る大変なお仕事なので、仕事中は笑わないって聞きました。家ではいつも笑顔なのに。あんまり無理しないで欲しいなって思ったりもします。だって私のねえさまは勇者で、魔人のマスターで、神様で、ときどき女子高生で、魔王で、魔法少女で、赤ちゃんで。とにかくねえさまは何だってできます。だから…授業参観にもきっと間に合うよね。信じて待ってるよ。ねえさま。暴走ファンタジー、完結。
主人公の設定:“黒衣の聖騎士”ヴァリアルド・ヴァン・シュナーヴェル。幼い頃、両親を冥王に殺され、復讐を誓う。必殺技は闇黒力を剣にまとわせて放つ闇黒光龍閃。ヒロインの設定:“常闇の魔剣士”リヴィエラ・ヴェール・ヴァルジャーノン。時代は彼女を待っていた。新進の鬼才・鳶一槇奈が贈る次世代エンタテインメント。
蒼穹園ニュースのお時間です。本日、蒼穹園中央都の民家にて、鷹崎駆真さん(17)が遺体で発見されました。詳しい死因は捜査中とのことですが、現場には大量の血が確認されていることから、出血多量によるものと推測されています。鷹崎さんは蒼穹園騎士団ではカリスマ的人気を持つ騎士でしたが、事件の数週間前に突如、騎士団を退団し「異世界に行ってきた」、「魔人の主になった」「私は神だ」などの意味不明な発言をしており、精神的に不安的な状態にあったのではないかとの見方も出ておりますー。
「キャンキャンキャンディ☆ロリぽっぷん!みるきータッチで、スウィートちぇ〜んじっ!」ステッキから光が溢れ、次いで、身にまとっていた服が弾けるように消失し、新しいコスチュームが駆真を包み込む。胸元を彩る大きなキャンディ型のペンダント、やたらフリルの多いスカート、そして長い黒髪には大きなリボンの髪飾り。12歳の魔法少女キャンディカルマ、ここに見っ参!「蒼穹園の平和を乱す奴は、私が砂糖漬けにしてあげるわっ!輝け甘い愛の光っ!プリティ・ロリポップ・シャワーっ!!」。
わたし、鷹崎駆真。十七歳の高校生。花も恥じらう乙女なわたしだけど、今は食べかけのトーストをくわえて、通学路を全力疾走中。何とか遅刻せずに教室に辿り着いたけど。槇奈ちゃんはさっそくわたしにつっかかってくる。もうッ!イジワルなんだから。「あらあら駄目よケンカしちゃ。私たちクラスメートじゃない」柔らかい声でたしなめてくる草薙音音ちゃん。ううっ敵わないな…、さすが蒼穹園騎士団の元帥さん。逆らえないよ〜。「…鷹崎、もうそれいいから」槇奈の声で我に返るーこんな不自然極まりない学校生活。誰もが予測不能なまさかの学園ラブコメ編いよいよスタートか。
「-ッけ、結婚してくださいーッ!」鷹崎駆真に、出会い頭にプロポーズしてきた新人騎士・松永衛二。しかし急いでいた駆真に男の相手をする暇などない。入念な準備、完璧な計画ーそう、すべては二週間後に迫った蒼穹園騎士団内で行われる重要な武会のため…ではなくー在紗の誕生日のために。彼女は手に入れなければならない。何を?在紗のプレゼントを!!急がなければ無くなってしまう。店に着いた駆真の一瞬の油断。振り切ったはずの衛二に再び邪魔をされ、売り切れてしまう商品。こうなったら武会に参加するしかない!!そこにはある心境の変化が。「騎士の誇りに目覚めたんだ」と駆真は宣言するのだがー。