著者 : 武村ゆみこ
ついにエルゼヴェルト公爵と相まみえたアルティリエ。だが、父の口から語られた衝撃の内容と、無理を言って戦の最前線まで来たにもかかわらず何もできない無力な自分に打ちのめされてしまう。しかし、どんな時でも妻を信じ、慈しみ、陰で支える夫ナディル陛下によって、アルティリエは大きな壁を乗り越えることに。感涙必至の王国騒乱編、大団円!!
父親拉致事件に彼の後妻であるルシエラが関わっていることを確信したアルティリエは、彼女との対峙を決意。 愛人としてのみならず、公爵夫人としてのあるまじき振る舞い、母親の死にも深い因縁を持つ彼女の口から、直接その思いを聞く。 一方で、エルゼヴェルト公爵の足取りを掴んだアルティリエは、国境のあるアルダラの港に向かうことになり……!?
東方の港町アル・バイゼルに到着し、父親拉致事件の情報を追うアルティリエは、東方師団の連隊長と接触。 捜査の協力を依頼するが、夫ナディルと父の不仲によって、厄介な誤解が生じていた。 アルティリエはそんな彼らに、得意の料理を振舞うことに!! 一方、アルティリエ不在の王宮では、帝国から美貌の皇女が来訪。ナディルに婚姻をほのめかし……!?
夫ナディルのため、家出してまで実家たるエルゼヴェルトに帰る決意をしたアルティリエ。 ナディルの弟・シオンや異母兄らを巻き込み、父親が拉致された港町アル・バイゼルを目指す。 王妃であることを隠し、情報を集めながら進む中、アルティリエはこの事件の裏にある人物が深く関わっていると気付き!? 一方、最愛の妻が家出したと知ったナディルはーー。
元お菓子職人、和泉麻耶(33歳)の記憶を持つアルティリエは、国王となった夫・ナディルとまるで新婚のような甘〜い夫婦生活を送っていた。 そんななか、アルティリエの生誕祭が開かれることとなり、二人と血縁関係のあるリーフィッド公国の世継ぎレスタークもやってくる。 とある目的のために来訪した彼は、15歳の王妃アルティリエを懐柔しようとし!?
地下迷宮の迷子騒動から、夫・ナディル直々のお迎えにより、ようやく帰ることができたアルティリエ。 権謀渦巻く後宮事情、偶然かいま見た下町事情を学んだことにより、ようやくこの異世界で王妃となる決意をかためる。 ところが、アルティリエ襲撃の裏側には、意外な人物がいたことがわかり……!? 転生幼妻、ついに成人で旦那様とのラブも急上昇!!
命を狙われたアルティリエが逃げ出した先は、なんと王宮の外! しかも一日中駆け回った無理がたたり、熱を出して倒れてしまう。 次に目を覚ましたらそこはーー下町の孤児院だった!? 建国祭までには王宮に戻らないといけないのに、屋台で売るお菓子を作ってほしいと子供達に頼まれてしまい……!? 元お菓子職人(パティシエール)が愛する夫の傍に帰るため、下町で本領発揮しちゃいます!!
グラディス四世が逝去し、王太子ナディルの正式な王位継承が決まった。 これまで幼さを理由に公の場に出ることのなかったアルティリエは、妻として夫ナディルの隣に立つために、いよいよ社交界デビューすることに。 ところが舞踏会には、幼女であるアルティリエに取って代わろうとする貴族や側妃候補がいて……!? 転生幼妻(中身は33歳)の餌付け計画、新章スタート!!
夫ナディルの遠征中、アルティリエの侍女リリアが攫われた! 一連の事件の鍵を握る人物からの呼び出しだと悟ったアルティリエは、自作の菓子と【夫の手紙】をお守りに「絶対出るな」と言われた王太子宮を抜け出すことに。 そんな彼女の前に現れた驚きの人物とは……!? アルティリエ出生の秘密も明らかに!? 元お菓子職人(パティシエール)転生幼妻の餌付け計画第一章クライマックス!
夫の胃袋をつかむべく、日々おいしいお菓子を作る12歳の幼妻アルティリエ(中身は33歳)。 政略結婚の夫との間には、恋愛感情なんて生まれるはずもないと思っていたのに、彼は案外独占欲が強かったようで!? そんななか、王妃主催のお茶会に招かれたアルティリエは、その席でまたも命を狙れ……!? 夫の愛情と共に危険も増量!? 元お菓子職人の餌付け計画第2弾!
おでんのからしを買いに出た和泉麻耶(33歳職業パティシエ)は、そこで事故に遭いーー次に目覚めたとき、12歳のお姫様に転生していた!! しかも彼女には、年上の旦那(しかも王太子)までいる。 命を狙われたところに転生したらしいと悟った麻耶は、身を守るためにも夫と仲良くしようと決めるが!? お菓子職人の名に懸けて、夫を餌付けしながら胃袋と犯人つかみます!!