著者 : 永瀬さらさ
「共犯者になるなら、守ってやるー婚約者なら当然だろう?」バイオリニストの伯爵令嬢・ミレアは、気が進まない婚約話に困っていた。そんな時、宮廷楽団指揮者で公爵令息・アルベルトから“嘘の婚約”を提案される。「で、でも私、お付き合いとかしたことないし」「僕の言う通りにすればいい。この総譜を片付けろ」「下僕扱いじゃない!」かくして、互いに望まぬ婚約よけで熱愛中ということに!?宮廷ラブ・ストーリー!
武の“赤”、知の“黒”。唯一無二の力を持ち、絶対の忠誠を誓う二人の針騎士として、“戦場の鬼神”ソールと“伝説の軍師”オルスを従える王女ジゼラ。オルスに強く惹かれる気持ちと「恋した相手と結ばれない」という預言の狭間で苦しむ中、さらなる“預言”が。それは、他国を招いた舞踏会で王女が求婚を受け、国王を揺るがす一大事が起きるというものでー!?「どうか私の恋を、運命にして」最凶主従が挑む、恋の宿命!
決して外れることのない預言に支えられるノルン王国。第一王女ジゼラは「恋した相手と結ばれない」という預言に縛られている。だが、一騎当千の力を授かる“針騎士”を叙任できる唯一人として、国中の男達から狙われることに。武将“赤の針騎士”兼執事のソールに守られながら、知将“黒の針騎士”を探すジゼラだったが、自分の命を救った正体不明の武器商人オルスを選んでしまい…!?恋の宿命に逆らう最凶主従、始動ー!!
自分の心を奪った天才、エイディの隣に並び立つ。『精霊歌士』としてー。野菜しか作れない落第生のメロウは、“砂漠の王子様”と呼ばれる問題児のシャーディー、臆病すぎるリーリという個性的な補講仲間と力を合わせ、数々の課題を乗り越えてきた。だが、最大の難関が。なんと、精霊歌士になるための最終試験を審査するのは、幼いメロウを捨てた母親、王国の女王その人で…!?王道ラブ・ファンタジー、感動のフィナーレ!!
国を支える『精霊歌士』を目指すメロウは、野菜しか作れない落第生。自分の心を奪った才能をもつエイディに追いつこうと奮闘中だが、まさかの補講を受けることに。講師は、カリスマ精霊歌士で、性格最凶のヴェルク。彼は収穫祭の舞台で「林檎の木を“三重唱”で実らせる」という難題を突きつけてくる。林檎のためには“恋の歌”が必要なのに、ヤキモチからエイディとぶつかってしまい!?第11回小説大賞受賞作、待望の第2弾!!