著者 : 泉谷一樹
「大好きです。……将来、お嫁さんにしてください」 「進路か……」騒々しくも楽しい夏が終わり、秋。 俺こと永沢修二(えいざわしゅうじ)は、いよいよ迫りつつある自分の進路や、目下の懐事情に頭を抱えていた。 そしてそんな時、ふと思い出したんだ。 恋人である華月美蘭(はなつきみらん)の誕生日が近いことに……! 美蘭の誕生日は12月24日。つまりクリスマスイブ。 軍資金を得るため、俺はバイトを始めることにしたんだけど、美蘭に会う時間は減っていくばかり……。 そしたらいつの間にか、俺と美蘭が別れたなんていう噂が広がりはじめ!? 「一緒にいられたら、そこがどこでも……私にとっては特別な場所になるの!」 陰キャとギャル。正反対な2人が心を通わせていくイチャラブコメディ、第3幕!
「許嫁とか関係なく、大好きなの」 「早く一緒に泳ごうー!」 そう言って、俺こと永沢修二の手を引くギャルの名前は華月美蘭。 俺のクラスメイトでーー許嫁の女の子。 恋人として付き合い始めた俺と美蘭は夏休みを迎え、なんと海へ(泊まりで)旅行することに……! 陰キャオブ陰キャの俺にとっては苦手なものがたくさん詰まっている季節、夏。 一人では踏み出す勇気が出なかった海水浴も、夏祭りも、騒がしいイベントも。 きっと大切な人と一緒なら……? 「2人で一緒に、たっくさん思い出作ろうね!」 陰キャとギャル。 正反対な2人が心を通わせていくイチャラブコメディ、第2幕!
よろしくね。あたしの自慢の旦那さん 「ねぇねぇ、なんでいつも寝たふりしてるの?」 休み時間、寝たふりをかます俺こと永沢修二(えいざわしゅうじ)に度々声をかけてくるのはクラスメイトの華月美蘭(はなつきみらん)。 そんな美蘭に戸惑う俺へ、両親は不意にこう告げたんだ。 「実はな、お前には許嫁がいるんだ」と……! しかもなんとその相手は、何かと俺に構おうとする美蘭で!? 昼も放課後もいつも一緒。 最初は突然できた許嫁に困惑した俺だけど、それすら美蘭は優しく受け入れ、まっすぐな想いでリードしてくれて……? 「一緒にご飯食べよう♪」 「あの修二が好きそうな店、行ってみたい!」 陰キャとギャル。 正反対な2人が心を通わせていくイチャラブコメディ、開幕!
「エスト、よくおるすばんできましたね〜なでなでしてあげます!」 「お前は俺のこと、わんちゃんか何かにでも見えてるのか!?」 最強と呼ばれた冒険者の俺、エストは冒険者をやめ、アイテムショップで憧れのスローライフをおくるはず……だった。 しかし、店長のラルアは幼女で俺をペットモンスター扱いしてくるし、そのせいで街の住民からは白い目で見られている! 「やっぱりエストがいると、お店がにぎやかになって、たのしいです!」 満面の笑みでそういう幼女ラルア。……まぁ、こういうのも悪くないかもな。 はりきり店長があま可愛すぎるほのぼのコメディ、はじまる!
歴史の裏側で人知れず不死王のためにソウルと呼ばれるバケモノと戦う宿命を背負った『ウロボロス』の少女・黒須アリサ。そんな彼女と出会ったことで高校生・伏神縁の平穏な日常は、異常なものへと変貌するーー。 百代目の不死王となった彼が持つ異能《グラトニー》とは、「暴食」の名を冠する不死と捕食の異能であり、ソウルの魂を喰らい続けなければならない制約を持った、いわば“呪い”である。縁は、その力で凶悪なソウルと戦うため、アリサに協力することを決意するのだが……。
季節は秋、いきなりミカゲにピンチが訪れる──成績の悪さからモブ学園に転校させられそうになってしまったミカゲはメリアさんには言えず、厳しい父親を説得できないかとひとり悩むことに……。 そんな中、あらゆる魔王らしさが試されるという魔王学園伝統の体育祭・通称「大魔王祭」が開かれることを知ったミカゲは、この「大魔王祭」で活躍して父親を見返そうと計画するのだが、魔王学園にはミカゲの兄・ヒカルが現れ……!? 毒舌メイド×ザコ魔王がおくる、かろうじて魔王風味な学園コメディ第3弾!
ミカゲの寒いツッコミとは裏腹に、魔王学園ではプール開きが似合う暑い季節が到来! そして、ミカゲに迫りくる期末テストという名の新たなる危機!? どうなるミカゲの未来!? ……ってそれは割とどうでもいいけど、ミカゲのテスト合格のためにメイドさんのドSな助言にも磨きがかかってしまうご様子です。 そんないろいろな危機が迫るミカゲの前に現れたのは、タコロボットを踏みながら上から目線の超ドSな先輩・佐紋アカネ。彼女のおかげで、期末テストの難易度がアップするとかしないとか……!?
僕の名前は暗上院ミカゲ。私立魔王学園で「魔王」の資格を目指すことになったけど、この学園っておかしいんだ……。 「魔王らしくあれ」をモッ トーに、支配国数の計算やモンスターに名付ける授業があったり、居残り補習でダンジョン掃除とか……。さらにクラスメイトは、天然ストーカーなお 姫様、貴族ナルシスト、勇ましいエリート番長、ただのしかばね、という変人ばかり。そして、僕は落ちこぼれで実は退学の危機が迫っていて……。 でも、暗上院家に現れたメイドさんは僕の救世主。「スライムレベルですか、このクズが」とか「ボケナス」「アンポンタン」とか言うけれど、大切 なことを教えてくれる優しい人なんだ……たぶん。 毒舌メイド×小器晩成ザコ魔王がおくる、どうやら魔王系な学園コメディ!
サンタクロース ── 白ヒゲに赤い衣装とトナカイがトレードマークの人気者。それは、現代でのもう一つの姿なのだが……。 多色多彩なサンタが住む世界・サンクラウスで行われる 「ホーリーズ・ナイツ」。勝てば現実世界への道が開けるこの武闘会で無敗の赤サンタを倒すべく、黒サンタ代表ノエル・シャープが立ち上がる。ただし、全身タイツ姿のレインディア(トナカイ)として。……えっ、なんでそうなるの!? 聖なる夜をアツくするおバカでシュールなバトルコメディ!