著者 : 津田夕也
『異世界管理者、急募!』そんな奇妙な文言と安定した給与と待遇に目がくらんだ坂本京太郎。就職したとたん、彼は剣と魔法のファンタジー世界に放りだされてしまった。持たされたのは“ルールブック”のみ。書き込むことで世界の理も改変できるという。任された世界は人族有利なルールばかりで魔族が絶滅しかけていた。京太郎は魔族を救うため彼らと仲良くなろうと試みるのだが…!?神の力を手に入れたアラサーの異世界救世の旅がはじまる!
ぼくが授業中のうたた寝から目を覚ますと、教室が空っぽになっていた。教室だけじゃない、街にも家にも誰もいない。世界から人間が消えた…と思いきや、ひとりだけー士道花織が残っていた。いつも不機嫌に眼光鋭く、周りに命令ばかりしている彼女のあだ名は、“魔女”。そんな士道さんによると、世界を元に戻すためには京都へ行く必要があるらしい。こうして、理屈屋で意地っ張りで、とびきり可愛い“魔女”とぼくとの短い旅が始まった。
“デイドリーマーズ・ストラグル”に参加し、世界を救った俺たち。だがセンパイは更なる目標をぶちあげたー「宇宙を救おう」。またか、と呆れはしたが仕方ない。まあ暇だし付き合うか…。だが、向かった先で行われたのは、特殊なゲーム“イベント戦”。男子禁制のチーム“トランプの会”や、“最初の八人”のひとり、仲道晃ら強敵を相手に、俺たちはこのクソッタレな“白昼夢”を終わらせるべく、ゲームのエンディングを目指すがー。ヒネクレ青春×バトルゲーム第2巻!
俺、神園祐希は、チュートリアルと名乗る少女に、デイドリーマーズ・ストラグルに誘われる。それは未来人の暇つぶしのための見せ物で、勝利のご褒美“投げ銭”を集めれば、どんな望みもー来年起こるらしい第三次世界大戦の回避も叶うという。部活仲間の綴、センパイとともに、俺はこのクソッタレな“白昼夢”に挑むことになってしまった。世界を救うなんて、まったく柄じゃないってのにー。第14回えんため大賞特別賞受賞、ヒネクレ青春×バトルゲーム。