著者 : 津田夕也
32歳、《ルールブック》片手に異世界救世紀行(1)32歳、《ルールブック》片手に異世界救世紀行(1)
『異世界管理者、急募!』そんな奇妙な文言と安定した給与と待遇に目がくらんだ坂本京太郎。就職したとたん、彼は剣と魔法のファンタジー世界に放りだされてしまった。持たされたのは“ルールブック”のみ。書き込むことで世界の理も改変できるという。任された世界は人族有利なルールばかりで魔族が絶滅しかけていた。京太郎は魔族を救うため彼らと仲良くなろうと試みるのだが…!?神の力を手に入れたアラサーの異世界救世の旅がはじまる!
人なき世界を、魔女と京都へ。(1)人なき世界を、魔女と京都へ。(1)
ぼくが授業中のうたた寝から目を覚ますと、教室が空っぽになっていた。教室だけじゃない、街にも家にも誰もいない。世界から人間が消えた…と思いきや、ひとりだけー士道花織が残っていた。いつも不機嫌に眼光鋭く、周りに命令ばかりしている彼女のあだ名は、“魔女”。そんな士道さんによると、世界を元に戻すためには京都へ行く必要があるらしい。こうして、理屈屋で意地っ張りで、とびきり可愛い“魔女”とぼくとの短い旅が始まった。
《名称未設定》 Struggle1:パンドラの箱《名称未設定》 Struggle1:パンドラの箱
俺、神園祐希は、チュートリアルと名乗る少女に、デイドリーマーズ・ストラグルに誘われる。それは未来人の暇つぶしのための見せ物で、勝利のご褒美“投げ銭”を集めれば、どんな望みもー来年起こるらしい第三次世界大戦の回避も叶うという。部活仲間の綴、センパイとともに、俺はこのクソッタレな“白昼夢”に挑むことになってしまった。世界を救うなんて、まったく柄じゃないってのにー。第14回えんため大賞特別賞受賞、ヒネクレ青春×バトルゲーム。
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