著者 : 淡路帆希
海波家のつくも神(2)海波家のつくも神(2)
両親の死をきっかけに、賑やかなつくも神たちと一緒に田舎の一軒家で暮らすことになった大地。弱ったつくも神に力を与えることができるという彼の力を頼って、今日も今日とて、海波家には様々なつくも神がやってきていた。ひとりは自分の本体が何なのかすらわからないという、記憶喪失のつくも神「フウ」。そしてもうひとり(?)は、化けることが苦手なカワウソのつくも神「瀞」。彼らの力になるべく大地とリリィは奔走するが、その姿を「物の怪が見える」という大地の同級生・冴華に見られてしまいー!?
ひとしずくの星ひとしずくの星
周期的に発生する天災『星の災禍』により、故郷と家族を失った少年・ラッカウス。今は聖都で神官としての教育を受ける彼だが、その心中には常に疑問があった。「『星の災禍』とは何なのか」次の犠牲者が出る前に答えを知りたい。衝動的に禁忌の森へと忍び込んだ彼は、無垢なる少女シースティと出会う。彼女に惹かれ、人目を盗んで森に通うラッカウスは知らなかった。彼女が、触れてはいけない世界の秘密に繋がっているということを…。
海波家のつくも神海波家のつくも神
両親を事故で失い、田舎の一軒家で独り暮らしをすることになった高校生・海波大地。他人との関わりを避けていた彼だったが、その家には、つくも神を名乗る少女・リリィが住んでいた。彼女は、絵本作家だった大地の両親が書いていた物語に登場する少女だという。だが、その物語は未完のまま。リリィは、大地に続きを書くよう頼むのだが…?リリィをはじめ、掛軸の少女やしゃもじの爺さん、ティーカップの新婚夫婦など、賑やかなつくも神たちに囲まれた、大地の不思議な毎日が始まるー。
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