著者 : 渡来ななみ
さくらが咲いたら逢いましょう(1)さくらが咲いたら逢いましょう(1)
桜の名所・千里町に古くから語り継がれる言い伝えーーそれは、時を超えて大切な人との『縁』を結ぶ“トキノサクラ”の伝説。 季節は春。五歳の悠希は、満開の桜の下で歌う名前も知らない歌姫と出逢った。 「あなたの未来を、教えてあげるから」 桜が咲く間だけ姿を現す彼女は、悠希の悩みを未来を見通すように言い当ててしまう。 それから春が巡り、高校生になった悠希が入部した合唱部には、あの歌姫にそっくりな顔をした女の子がいて……。 永遠の桜に導かれた出逢いと別れの奇跡が交差するとき、きっとあなたは“涙”する。
想い出の色、あなたに残します(1)想い出の色、あなたに残します(1)
空に還るたましいは、大切な想い出の色に染まるという。多彩なたましいの瓶が大切に保管された研究所には、今日もまた色々な事情を抱えた人々が訪れる。色とりどりの瓶に込められた最後のメッセージを求めてーー。
葵くんとシュレーディンガーの彼女たち葵くんとシュレーディンガーの彼女たち
睡眠こそ至上の喜びと豪語する少年、葵。彼には幼い頃から、眠るたびに並行世界を行き来する、誰にも言えない大きな秘密があった。 そしてある朝、葵の何気ない一言から二人の幼なじみ真宝とほえむのいる世界は「重なり合い」はじめて……ひと夏の騒動が重ねていく、二つの世界と幼なじみの心。最後に残るのは、真宝か、ほえむか、それともーー夏の終わりに贈るSF青春ラブストーリー。
天体少年。 さよならの軌道、さかさまの七夜天体少年。 さよならの軌道、さかさまの七夜
天文学者の父親とともに遠く孤島に暮らす少女・海良。彼女が闇夜の草原で出逢ったのは、星空から降りたった不思議な少年でーー時を遡る少年とすれ違い続ける少女の、たった七夜のリバース・ラブストーリー。
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