著者 : 爪隠し
大人の心をもって小学校生活をたんのうする峡部聖。父親から仕事にまつわる技術を教わったり、逆に霊素のことを教えたりと楽しい陰陽師ライフをおくっていた。そんなある日。ついに歯の生え変わり時期を迎えた聖。抜けた乳歯を糧に式神を召喚できるという! 最初は父親が召喚し、調伏するのが慣習らしい。だが、どうしても自分の式神が欲しい聖は、いきなり式神召喚へ挑戦することに。うきうきでその日を迎えた聖の前に現れた式神はーー白い大蛇! 果たして調伏できるのか!? 二度目の人生を謳歌する一人の男の転生譚!!
陰陽術に夢中になっているうちに、6歳に成長した峡部聖。前世では楽しめなかった学校生活、今度こそ適度に活躍して楽しみたい! 身体強化をつかって運動系で初めての賞賛を受け、クラスの中心人物として存在感を獲得し、順風満帆な学生生活がスタートする。そして迎えた夏休み。武家の名門、御剣家の強化合宿へ参加することに。大人や先輩にまじっての特訓で新たに“内気”という技を学びはじめるが……“内気”を使えないどころか感じとることもできない!? 最強の武士、御剣家前当主に注目されながら、武士の卵と過ごす夏が幕を開ける!
ついに幼稚園に入園した峡部聖。独自のトレーニング法と父親からの教えによって陰陽師としてのスキルを磨き、将来のためのコネクションを作る日々を送っていた。ある日、生まれてから一度も会えずにいた祖母と面会することに。優しい祖母は孫たちを歓迎し、母親のルーツを話してくれた。陰から自分たちを支えてくれていたお礼に、聖がお守りを渡すことにする。そして夜。祖母の病室に妖怪の魔の手が忍び寄りーー! 誰よりも早く陰陽術を極め、スペシャリストの道を駆けあがれ! 友を助けるため、陰陽師として初仕事へ挑戦することになる第弐巻!!
峡部聖は転生者である。何者にもなれなかった前世を激しく後悔していた聖は、今度こそ優秀になって、彼女もつくって、誰かを助ける人生をおくり、そしてー自分の生きた証を遺したい!という願いを抱いていた。そんな彼の転生先はどうやら陰陽師の家庭のようだ。聖は前世の経験と知識をフル活用し、赤子の頃しかできない霊力増強法を見出し、持て余した時間で霊力を鍛え、誰よりも早く陰陽術を学び、スペシャリストの道を駆けあがっていく。ちょっと俗っぽい願いもあるけれど、二度目の人生を謳歌する一人の男の転生譚!!