著者 : 爪隠し
荒御魂との戦いで消滅しかけるジョンを救うため恐山へと赴いた聖。当初、イタコには断られたものの陰陽師会の重鎮・東部家の口添えでジョンを治療してもらえる事になった。ただし条件として塩砂詩織の家庭教師を頼まれる。塩砂家は“日本最強”の陰陽師だが、その力と引き換えに呪いをため込む一族だ。呪いは詩織にも発動しており、彼女は聴覚を奪われていた。そんな詩織に言葉を教えて欲しいという。有力者とのコネ作りも兼ねて依頼を引き受けた聖は、知識と経験を駆使し詩織に言葉を教えていくがーー聖の努力が結実する“日本最強”編の第陸巻!
陰陽師として順調にキャリアを重ねる峡部聖。小学四年生となり学校生活も順風満帆なある日、元クラスメイトの陽子がいじめられてる現場を見てしまう。かつて大人だった者として、陽子を助けるためにあれこれ奔走することになった聖は、陽子を見守る不思議な存在に気づく。それは成仏もできずに学校の地縛霊となってしまった外国人の幽霊だった。心優しき幽霊と交流するため、聖が言葉の壁を乗り越えようとした結果ーー幽霊を式神化!? 二度目の人生を謳歌する一人の男の転生譚。かつてない危機が迫る第伍巻!
大人の心をもって小学校生活をたんのうする峡部聖。父親から仕事にまつわる技術を教わったり、逆に霊素のことを教えたりと楽しい陰陽師ライフをおくっていた。そんなある日。ついに歯の生え変わり時期を迎えた聖。抜けた乳歯を糧に式神を召喚できるという! 最初は父親が召喚し、調伏するのが慣習らしい。だが、どうしても自分の式神が欲しい聖は、いきなり式神召喚へ挑戦することに。うきうきでその日を迎えた聖の前に現れた式神はーー白い大蛇! 果たして調伏できるのか!? 二度目の人生を謳歌する一人の男の転生譚!!
陰陽術に夢中になっているうちに、6歳に成長した峡部聖。前世では楽しめなかった学校生活、今度こそ適度に活躍して楽しみたい! 身体強化をつかって運動系で初めての賞賛を受け、クラスの中心人物として存在感を獲得し、順風満帆な学生生活がスタートする。そして迎えた夏休み。武家の名門、御剣家の強化合宿へ参加することに。大人や先輩にまじっての特訓で新たに“内気”という技を学びはじめるが……“内気”を使えないどころか感じとることもできない!? 最強の武士、御剣家前当主に注目されながら、武士の卵と過ごす夏が幕を開ける!
ついに幼稚園に入園した峡部聖。独自のトレーニング法と父親からの教えによって陰陽師としてのスキルを磨き、将来のためのコネクションを作る日々を送っていた。ある日、生まれてから一度も会えずにいた祖母と面会することに。優しい祖母は孫たちを歓迎し、母親のルーツを話してくれた。陰から自分たちを支えてくれていたお礼に、聖がお守りを渡すことにする。そして夜。祖母の病室に妖怪の魔の手が忍び寄りーー! 誰よりも早く陰陽術を極め、スペシャリストの道を駆けあがれ! 友を助けるため、陰陽師として初仕事へ挑戦することになる第弐巻!!
峡部聖は転生者である。何者にもなれなかった前世を激しく後悔していた聖は、今度こそ優秀になって、彼女もつくって、誰かを助ける人生をおくり、そしてーー自分の生きた証を遺したい! という願いを抱いていた。そんな彼の転生先はどうやら陰陽師の家庭のようだ。聖は前世の経験と知識をフル活用し、赤子の頃しかできない霊力増強法を見出し、持て余した時間で霊力を鍛え、誰よりも早く陰陽術を学び、スペシャリストの道を駆けあがっていく。ちょっと俗っぽい願いもあるけれど、二度目の人生を謳歌する一人の男の転生譚!!