著者 : 猪野志士
人間に駆逐されかけている吸血鬼の末裔、日苛木栄一郎。冴えない彼がある日、いきなり異世界に召喚されてしまう。そこは、吸血鬼という種族が存在しない世界。人間と魔物が争う中、唯一無二の存在として君臨すべく、栄一郎はそのチートな能力で暴れまくる。もちろん吸血によって次々と少女たちを恍惚へと導き、従属させることも忘れない。「し、知らないっ、こんなの…っ!!」「いいんだぞ、声を抑えなくても。好きなだけ喘げ」吸血鬼に興味津々のぺったん少女フィズリや、子づくりに意欲満々のオルムネを従え、向かうところ敵なしの栄一郎は、刺激的な理想の生活を築いていく。「不死身なのってズルい!」「ふん、褒めろ褒めろ。崇め奉れ」
気づいたら見知らぬ世界にいた俺。どこだ、ここ?目を覚ます以前の記憶はないし、身体も動かない。頭や腕はおろか、指や目蓋さえピクリともしない。おいおい、どうなってんだよ〜!困惑していたら、近くから女の子の声が聞こえてきた。なんとか声を絞り出して話しかけてみると、彼女は「ええっ!」と驚く。彼女がスッと差し出した手鏡を見ると、鎧姿の俺が映っている。彼女に鎧のバイザーを開いてもらったら…中身がない…空っぽだ…。ええーっ!俺って、鎧になっちゃったってことー!?
落ちこぼれの退魔師・雪兎は、公園で幼女と出会う。着ているのは薄手の浴衣一枚きりで、家出少女かと見紛う彼女を放っておけずに、つい雪兎は連れ帰る。その幼女は片言の日本語しか話せないばかりか、自分で服を脱ぐこともできず、風呂から出て裸で歩き回るような不思議ちゃんだった。意外なことに夢中になったのは、魔法少女もののアニメ。魔法少女になりきって遊ぶ彼女、実はー。幼女とコンビを組めば、最強退魔師になれるかも!?さえない少年と不思議な幼女が活躍する、ポップでキュートで爽快な退魔アクション、いよいよ開幕!