著者 : 獅子ししゃも
京都骨董ふしぎ夜話3京都骨董ふしぎ夜話3
鈴虫鳴く秋から冬に移ろう祇園。桃枝骨董店がたたずむ鳴神小路にも小さな事件が。ご近所さん、老舗料亭「ゐかり」の若ボンがついに結婚の噂?? 花嫁を一目見ようと小路中が大騒ぎのなか、桃枝骨董店にイギリスから訃報が届いた。馴染客のとつぜんの不審死、消えてしまった浮世絵、そして、かすかに漂う鬼の気配……。謎めく事件に導かれ、桃枝一行は、霧の街ロンドンへ! お茶目な店主と、変わった力を持つ孫娘。そして、人のふりした心優しい狐のいる骨董店は、今日も「ふしぎ」で大賑わい。
京都骨董ふしぎ夜話(2)京都骨董ふしぎ夜話(2)
祇園の路地裏にひっそりとたたずむ「桃枝骨董店」。三代目店主とその孫娘・光、弟子兼使用人の天草がいるこの店には、毎日ふしぎな“ご縁”がやってくる。竹香る初夏の京都。祭囃子に誘われ入った境内で、天草は光り輝くおきつね様に遭遇する。一方、大学生になった光になにやら初恋の予感!?思いがけない出来事の連続にソワソワ落ち着かない天草のもとへ、光が連れてきたのは、なぜか“鬼”の気配をまとった鹿のブローチで…。
京都骨董ふしぎ夜話京都骨董ふしぎ夜話
京都の路地裏には、今日もふしぎな「ご縁」がやってくる。 京都祇園の路地裏にたたずむ「桃枝骨董店」。三代目店主未之助と弟子兼使用人の天草がいるこの店には、骨董品はもちろん、時には不用品や盗品といったものまでーー、毎日不思議な“ご縁”が品物とともに舞い込んでくる。 京都に春が訪れたある日。大学進学のため、全寮制の高校を卒業した孫娘・光が7年ぶりに帰ってくる。と同時に、馴染みの刑事からある品物の問い合わせが入る。聞けば、事件がらみのいわく品で……。 百鬼夜行の気配ただよう町並に、人と物と人情が紡ぎだす、ちょっぴり不思議であったかいライトミステリ。
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