著者 : 瑚澄遊智
「思慮の塔」の魔導士仲間からも追われる身となったトパァズ一行は、ヴィットーレに拉致された師匠ルキウス(犬)を奪還するため、神都の対岸の街リガータを目指していた。しかし、追っ手を退け辿り着いた彼女を待っていたのは、味方となった師匠の弟セサルではなくまたもや爆弾テロだった!全属性支配主という、史上二人め、そして大陸最強の力を秘めた“背徳のトパァズ”は、師匠を救い出し、自らの汚名をそそぐことができるのか?感動の最終巻。
『この顔に、ピンときたら保安所へ』。すっかりテロリストとして大陸中に指名手配されてしまったトパァズ。師匠ルキウスの魔導力を奪い取った弟セサルの足どりを追って、厳寒のリベルダードを脱出した一行は、髪を染め、偽名を使い、火祭りで賑わう師匠の故郷ファティスの町に潜入する。そこでトパァズたちの前に現れた謎の美少女と紳士の正体は?そして13年間封印されていた師匠の生家で明かされたルキウスの秘めたる過去とは!?好評シリーズ第3巻。
師匠ルキウスを人間に戻し、奪われた魔導力を取り戻す決意をしたトパァズ。だが肝心の「黒曜守護団」の本拠地は、杳として知れなかった。途方に暮れるトパァズたちは、思案の末、アダマスの曽孫ヘマタイトさんにすがりつく。そして、僅かな手がかりをたよりに、元リベルダード宮廷魔導団の団長の元へと行くが、その老人カルセドニーにはなにやら怪しげな雰囲気がー。逃亡者にして追跡者、大陸一の苦労人トパァズの苦難の旅は続く。好評第2巻。
フェリオス大陸の西の外れにある、七つの丘の都。魔宝士見習いのトパァズは、性格最悪、生活力ゼロの師匠、美貌の天才魔宝士ルキウスに手を焼きながらも楽しく暮らしていた。ある日生活費の工面のため町に出かけた彼女は、すさまじい火柱を目撃する。燃え上がる炎、雪崩をうつ人波、阿鼻叫喚のなか、禁忌の属性魔導を使うテロリストと対峙するトパァズ!これが、大陸一の苦労人、のちの「背徳のトパァズ」の孤立無縁の戦いと放浪のはじまりだった。
目が覚めると丸一日たっていたり、いつのまにか保健室のベッドに寝かされていたり、ぼくの一日が徐々にあやふやになり始めた。さらに現実の世界でも向こうの世界と同じように“言葉”を感じるようになったぼくーいったいぼくはどうなってしまうのだろう…?一方、向こうの世界での王子としてのぼくは、終末を阻止するため、仲間達と聖地に向かう。かつて、人々が住んでいたという楽園へ、“始まりの人々”が築いたという砦へ…!眠るたびに二つの世界を行き来するツインワールドファンタジー、完結。
家のベッドで眠ったはずのぼくがふと目を覚ますと、そこは学校に似た場所で、でも、クラスメイト達は“魔法使い”だの“光霊騎士団”だの“歩み”だの馴染みのない言葉をあたりまえのように交わしていて、しかもそこでぼくはどうやら“王の息子”らしく、でも無能な王子と呼ばれていて…。眠るたびに二つの世界を行き来するぼくーだが、次第に二つの世界が奇妙な一致を見せ始め…!ツインワールドファンタジー、登場。
猪狩遼馬・咲夜親子は、各地に点在する魔杯教団の施設をしらみつぶしにするための旅に出た。だが、どうにも親子の間ですれ違いばかり。これはいけない、もっと親睦を深めねば、と遼馬が選んだ先は、温泉宿!娘と“親睦”を深めるには絶好のロケーションのはずであったのだが…!一方、アルバイトに精を出す須賀弘人の次なる仕事は女子高生のボディーガード。しかしそこでもまたとんでもない事態が…!人気の暗黒ファンタジー第4弾。
魔道士グル・クールーー黒魔道士組織“ウロボロス会”前長老会メンバーにして、魔杯教団顧問魔道士を勤めたこともある、七カ国2S級指定魔道テロリスト。だがそれにもまして重要な肩書きをその男は持つ。すなわち、羅魂陽馬の師匠ー!果たしてグル・クールーの来日の真の目的とは?そして最凶、最悪の師弟が揃ったとき…!一方、咲夜が父親の遼馬に「友達の保護者同伴」と嘘をついて、友達二人とだけで向かった先は、なんと夏の海!海には色んな意味で危険が待ち構えているわけで…!人気の暗黒ファンタジーシリーズ、第3弾。
バフォメット教団の生き残り・羅魂陽馬は巻き返しを図り、時忘れの回廊の封印を解いた。現れたのは教団さえ手におえず封印した四人の魔人。羅魂家の末弟・羅魂辰馬と、邪王、剣王、麗王と呼ばれる三人の騎士たちー己の欲望を満たすことしか考えない彼らが向かった先は、ネットワーク化された近未来モデル都市ASUKAであった。今、ASUKAの上で政府の公安特殊対夷セクションまで巻き込んだ恐るべき戦いの幕が開くー!!果たして遼馬、咲夜、弘人は彼らに対抗できるのか!?そして魔人たちの真の目的とは…!過激さが加速する暗黒ファンタジー第2弾、登場。