著者 : 甘福あまね
天栗浜高校では学園祭の準備まっさかり。学校全体がお祭りムードに染まりゆく中ー井筒研は苦悩していた!全面的に彼の自業自得ではあるが、日々悪化するその状況に幸宏もささやかな同情を禁じえない。なし崩し的に実現した三島プロデュースのダブルデートでも凪原の井筒に対する誤解は解けないまま…。そんな中、なぜか井筒を敵視する山上桔梗院の生徒も現われて学園祭も波乱の予感!?ビバ青春の無駄足!大好評青春グラフィティ第5弾。
二学期が始まり、季節はスポーツの秋!とばかりに暴走する階段部。しかし、体育祭が終わったある日、その事件は起こった。三枝が退部願を出したのだ。突然の退部宣言に困惑しつつも反発する幸宏達だったが、刈谷から明かされた三枝の入部に至るいきさつに、事態の収拾が容易でないことを知る。果たして天才ラインメーカーを退部に駆り立てるものは何なのか?そして、この騒動の行方はー!?ビバ青春の無駄足!大反響の学園グラフィティ第4弾。
ついに夏休み!生徒会長の遊佐の計画で、天栗浜高校では全校合同合宿が実施されていた。非公認の階段部も当然のように参加して女子部員獲得を狙うのだが、常に我が道を征く九重の提案により部員争奪「階段部VS女子テニス部」が実現。負けた部は一名部員を差し出さなくてはならないことに!?かくして勝敗の行方は「黒翼の天使」天ヶ崎と女テニのエース美冬の女神対決に託されたー!ビバ青春の無駄足!大反響の学園グラフィティ第3弾。
晴れて生徒会公認になった階段部。次は学校公認の部に昇格よっ!と張り切る九重の指令で顧問獲得と女子部員増員へ奔走させられる幸宏たち。しかし、執行部の妨害でうまくいかない。しかも裏では刈谷ですら警戒する生徒会長が暗躍していたー。そんな中、階段部の存在が理事会をも巻き込み校内入り乱れての階段レースへと発展するのだが…。はたして「階段レースなら最強」を証明できるか!?ビバ青春の無駄足!大反響の学園グラフィティ第2弾。
季節は春ー高校生活を楽しく送れるラク〜な部活に入るため見学に余念のない神庭幸宏は、ある日、校内を走り回る「階段部」なるものと出会う。学校非公認、邪魔もの扱いの部にムリヤリ体験入部させられた幸宏だったが、ひたむきに「階段走り」にかける部員たちの姿に自分の中に芽生えた欲求に気づく。「とにかく走りたい!」そして幸宏は駆け出す!ビバ青春の無駄足!真正面から「若さ」を描く第7回えんため大賞「優秀賞」受賞の学園グラフィティ。