著者 : 田倉トヲル
少女セリアは失踪した父の面影を追って、最年少で超難関の専門職・王宮薬草師となった。ある日、セリアは媚薬師として荒稼ぎする元王宮薬草師のリシャールのもとへ、学生と偽り潜入捜査に行くことに!だけど、極上の美形に見えたリシャールは口も性格も極悪!初対面から大ゲンカで!?媚薬を巡る恋と陰謀のラブ・コメディ!!第13回角川ビーンズ小説大賞“優秀賞”受賞。
元機動隊の新人刑事・上下中。ちょっと変わった名前ながら、熱血肌の彼が配属されたのは、希望していた捜査一課ではなく、知的犯罪を担当する捜査二課だった。しかも、コンビを組む先輩の泉州院雅は、容姿端麗にして頭脳明晰だが、その中身は、人の感情の機微が全くわからないという問題刑事で…。そんな二人が挑むのは、巧妙かつ悪辣な連続結婚詐欺事件。純情でちょっと惚れっぽい上下と、恋愛感情というものが理解できない泉州院の凸凹コンビは、この事件を解決に導けるのかー!?
末姫シャーロットに、新たな受難が。なんと豪商エルマー家が、息子セシルとの結婚を迫ってきたのだ。それはシャーロットが、国を支える豪商がひた隠す恐ろしい裏の顔を知ってしまったため。妹を溺愛する長兄レイフォードは“愛人二十人”と浮き名を流すセシルとの結婚に断固反対、次兄クローヴィスの動きは怪しく、護衛騎士のアルベルトはかつてない殺気を放つ。そのとき、シャーロットは!?大人気、新感覚王宮ミステリ第5弾。
インドア派な末っ子姫シャーロットが、ついに遠出をすることに!腹をくくったのは、次期国王候補と狙いを定めた叔父のウェルズが治める領地を視察し、その資質を見極めるため。見知らぬ領地で、国王選びの難しさに頭を抱えるシャーロットは、背中を押してくれる護衛役、最強騎士アルベルト・ホースマンの存在を強く意識し始める。だが、彼のかつての戦友、最凶騎士“人喰い竜”が城内に侵入して…!?ヒット最前線の第4弾。
大陸の中心・フォルモント国は、ただいま国王不在の非常事態。末っ子姫のシャーロットは、懸命に政務を執る兄王子レイフォードを手伝って大忙し。しかし仕事にやりがいを感じ始めたある日、なんと命を狙われてしまう!最強騎士アルベルト・ホースマンに守られ事なきを得るが、首謀者は不明。混乱するシャーロットは、前王の帳簿を探る中、誰かが長年に亘り国庫を横領していると気づき!?第9回小説大賞受賞作、待望の第2弾。