著者 : 由似文
フレンチ女子マドレーヌさんの下町ふしぎ物語フレンチ女子マドレーヌさんの下町ふしぎ物語
私の名前はマドレーヌ。フランスの田舎町から和裁を学ぶために日本にやってきました!日本に来て驚いたのは、夜でも町が明るく安全で、コンビニは便利で電車は時間通り、カフェの店員さんのサービスも最高!ひとつだけ残念なのは、着物を着ている人がほとんどいないことです。ある日、古民家でルームシェアをしている華ちゃんから、フィナンシェの美味しい商店街の洋菓子店に誘われたのですが…そこには、フランス生まれの私には想像もつかないドラマが待っていたのです。
京極荘と百匹のうた猫(2)京極荘と百匹のうた猫(2)
ここは京都府京都市、下京区は花屋梅小路上ル。裏路地に佇む下宿「京極荘」にて、女子大生の穂香は京言葉を話すいけずな青年・昴季と一つ屋根の下で暮らしている。ある日、昴季が大事にしてきた不思議な古書『幻の歌仙絵』から京の街に逃げ出した百匹の猫。それは、百人一首の一句一句に歌人が込めた想いが具現化したものだった。そして迎えた大学の夏休み。昴季のいけずな指令を受け、京都の暑い夏を駆け巡る穂香。果たして今日は、どんな“うた猫”と出会えるのやらー
京極荘と百匹のうた猫京極荘と百匹のうた猫
古都京都、花屋梅小路の裏路地に下宿「京極荘」はある。現在の住人は、おぼこい女子大生の穂香と、その隣部屋に越してきた昴季の二人きり。冷たい瞳で京言葉を話すいけずな昴季は、誰にも言えないみやびな秘密を抱えていたー。二人きりの生活に戸惑う穂香だが、ある朝、昴季が大切にする百人一首の古書を開いたことでその関係は一変する。触れてはいけない一冊の本から始まる不思議の数々。わずか31文字の和歌を紐解けば、百人一首に秘められた“もう一つの想い”が今に蘇るー。
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