著者 : 白金透
★アルウィンのボイスドラマ好評発売中★ ★重版続々の人気シリーズ★ 灰と混沌の迷宮都市。数多のモンスターと財宝を孕むダンジョンの鮮烈な灯り。その影には、必ず害虫が潜む。 一躍、街の英雄となった姫騎士アルウィン。一方、ヒモのマシューは以前にも増して周囲の人間から疎まれるようになっていた。しかし、光が強くなれば闇もまた然り。アルウィンの症状は着実に進行し、肌に浮き上がる黒い斑点は彼女を苛む。 そんな二人の前に現れた、マシューの死んだはずの仲間、『百万の刃』のメンバーだったナタリー。彼女のもたらす『暴風』がマシューの周りをにわかに騒がせる。一方、冒険者ギルドでは『スタンピード』収束もつかの間、ギルドマスターが一連の責任を取らされる形で突然逮捕されてしまう。だが、急な出来事には必ず裏がある。死んだやくざ者が残した隠し財産、およそ金貨百万枚。ギルドマスターは唯一、その行方を知っているというのだ。巨万の富を狙い、表社会・裏社会入り乱れる争いが水面下で勃発。加熱した争いは、孫娘のエイプリルにまで及び、マシューとアルウィンは寄る辺なき彼女を守ると決める。 しかし。街が再び混乱する最悪のタイミングで、太陽神の伝道師たちの魔手が彼らに迫ろうとしていたーー 公権力、裏社会、太陽神教。悪意に満ちた三つ巴のなかで、マシューは心優しき少女を守ることができるのか。 加速する異世界ノワールは第2部へと突入する!
★コミカライズ1巻好評発売中!★ ★重版続々の人気シリーズ★ 「やめてくれ、アルウィン。なぜ君が……」 「私を信じろ、マシュー。命綱を信じる、私を」 灰と混沌の迷宮都市。数多のモンスターと財宝を孕むダンジョンの鮮烈な灯り。その影には、必ず害虫が潜む。姫騎士アルウィンのため、密かに手を汚し続ける元冒険者マシューも、この街に数いる害虫の一人だ。 迷宮都市『灰色の隣人』へと帰還したマシューたちを待ち受けていたのは、想像とは正反対の『建国祭』に浮かれる住民たちの姿。 スタンピードは? 太陽神教は? 『伝道師』の思惑は? 疑問を打ち消すような喧騒のなか、密かにヤツらは街の暗部を色濃く、赤黒く染めていきーー そして、誰もが他者を顧みないこの悪徳の街で、アルウィンは状況を打開するために『最悪の一手』を打とうとする。 「お前と出会ったこの街を、第二のマクタロード王国にしてやるものか」 一人のヒモとその飼い主の生き様を描く、衝撃の異世界ノワール第4巻!
灰と混沌の迷宮都市。欲望渦巻く害虫たちの巣窟。姫騎士アルウィンのために密かに手を汚し続ける元冒険者マシューはこの街に数いる害虫の一人だ。悪徳の街を揺るがす魔物の大量発生ースタンピードの兆候。大迷宮『千年白夜』内に取り残されてしまったアルウィンを救うため、マシューは決死の覚悟で陽の光が届かぬ地へと潜る。立ちはだかる危機の数々…呪いを抱えた最弱のヒモは、かつてない困難にどう立ち向かうのか!「俺は君の命綱だ。どんなに深くに沈もうと、必ず救い上げる」一人の『ヒモ』とその飼い主の生き様を描く、衝撃の異世界ノワール第3弾!
「もっと私を大切にしろ。お前の宝物なのだろう?」灰と混沌の迷宮都市。欲望渦巻く害虫たちの巣窟。姫騎士アルウィンのために密かに手を汚し続ける元冒険者マシューはこの街に数いる害虫の一人だ。進まない迷宮攻略と改善しない症状に焦るアルウィン。陰で勢力を伸ばす太陽神教。マシューの悩みの種は尽きない。そんななか、近衛騎士ヴィンセントは妹の不審死を調査していた。マシューは容疑者として連行され、不安を抱えるアルウィンの元から引き離されて…一人の『ヒモ』とその飼い主の生き様を描く、衝撃の異世界ノワール第2弾!
「マシュー、お前は私の大切な命綱だ」灰と混沌の迷宮都市。あまたの財宝を狙う害虫が集う、そんな街に咲く深紅の花が姫騎士・アルウィン。王国再興を志すダンジョン攻略の急先鋒ーそして彼女に集る元冒険者・マシューは、この街に数いる害虫の一人だ。仕事もせず喧嘩も弱い腰抜け、もらった小遣いを酒と博打で浪費するヒモ野郎、そう人は罵る。しかし、彼の本当の姿を知る者はこの街にはいない。それは、姫騎士様さえも。「お前は彼女の害になるーだから殺す」悪徳の迷宮都市を舞台にして、一人の『ヒモ』とその飼い主の生き様を描く、衝撃の異世界ノワール!