著者 : 真空
親友・悠斗の自爆と引き換えに逃げ延びた海人たちは、魔王レティシアと先代の勇者である黒井十和子と合流する。そして彼らは、とうとうこの世界の成り立ちと仕組み、真実を知らされる。己の復讐心さえも仕組まれたものと知り、虚しさを感じ、精神が擦り減ってしまい、絶望の中で完全と打ちひしがれる海人。そんな彼を再び衝き動かしたのは、ミナリスなど共犯者たちの呼び掛けと熱情だった。その頃アレシア王女は女神の力を使い、世界を己の望み通りに書き換えていた。そこへ単身乗り込んだ海人は遂に最後の復讐に取り掛かるべく、黒い憎悪の炎を燃えたぎらせる。「最後の最後まで余すことなく愉しんで、地獄の底に堕としてお前の全てを殺してやる!」魂も骨の髄までも復讐者の海人は、永い復讐の道の果てに最上の嗤いを魅せられるのか!?屑一つ残さぬように燃やし尽きるまで必殺する、壮絶な異世界復讐ファンタジー完結弾!
現代日本から異世界へ戻ることに成功した海人は、偶然にも魔王レティシアと再会する。ただ、レティシアは海人のことを知らない様子で立ち去ってしまうのだった。そんな中、妹の舞、親友の悠斗という新たな共犯者とともに異世界でレベルアップし、S級冒険者となった海人の前に、復讐対象者が現れる。それは獣国の皇子レオンと、魔王レティシアの姉のリリアであった。標的の一人である武闘家レオンを夜の森に誘い込み、対峙した際、海人は嗤い声をあげる!「さぁっ、始めようかレオン!ここがお前の終着点ッ、どこにも行けない地獄の底だ!!」拷問の最中で、絶体絶命の際に助けられた相手に裏切られる。信頼していた相手にずっと騙されていた気分まで味わわせてから、純粋無垢な復讐の刃にかけていくー。裏切り者を昏い闇の底に堕ちるまで必殺する、壮絶な異世界復讐ファンタジー第七弾!
海人は共犯者のミナリスの復讐を手助けしている際に、聖女メテリアによって元の世界に強制的に戻されてしまう。そのせいで、ミナリスやシュリアとも離れ離れになる。異世界での記憶を失った状態で現代日本に戻った海人の目の前には、悲惨な現実が広がっていた。妹の舞、親友の悠斗以外の家族・知人はおらず、海人自身も未解決事件の重要参考人として警察から常に監視されていた。そんな現実を何とか押しとどめて束の間の平穏な日常を過ごしていた海人だが、黒幕により徐々に追い詰められていく。黒幕の放った刺客によって瀕死状態になった時、海人は異世界での記憶と、勇者の能力を取り戻す。そして、黒幕への逆襲を開始するー。「思い出した、そうだ…俺は、必ずあいつら全員、殺してやるって誓ったんだ…!」記憶や能力を失っても這い上がり必殺する、壮絶な異世界復讐ファンタジー第六弾!
二度目の異世界で勇者の海人は、裏切り者の魔術師と商人に復讐を果たした。次なる標的を求めて、彼は獣人少女のミナリスとダークエルフのシュリアという二人の共犯者と共に、魔法国家の都『カーバンヘイム』へ到着する。そこはミナリスの復讐相手で、幼馴染の村人ルーシャとケリルが一緒に、幸せいっぱいの暮らしを送っている街だった。一方、その街には海人も存在を知らなかった『地球からの転生者』も現れていた。善人そのままの転生者レオーネは「復讐は止めなさい」と押し付けてくるが、己を奴隷に堕とし、母の死の原因となった復讐相手を見つけたミナリスを止めることはできない。「ルーシャ…。あなたが生きているだけで、私にとってこの世界は地獄です」幸福や希望に溢れたルーシャの表情が徐々に絶望に歪むさまを彼女は哄笑していくー。歓喜の幻想を見せてから地獄の底に埋め堕とす、壮絶な異世界復讐ファンタジー第五弾!
二度目の異世界で復讐の旅をする海人は、獣人少女のミナリスとダークエルフのシュリアという二人の共犯者と共に、国際貿易都市『ダートラス』へ到着する。そこは一度目の時に裏切られた商人グロンドが、商会会頭として大きな権益を握っている街だった。彼は金のためなら殺人もする、手段を選ばない強欲な商人で、街の人々を支配していた。グロンド商会にはフェグナーとノノリックという残酷な殺人鬼たちがいて、ボディーガードも兼ねている。海人たちは手始めに彼らを罠にはめて、グロンドを孤立させる。追い詰められて街から逃げ出したグロンドの前に、嘲笑を湛えながら現れた海人は、作っておいた穴の奥底に強欲な悪党を突き落として、死より苦しい拷問執行を開始する。「今度はお前が、踊って踊って踊って、-絶望の底で、乱れ死ね!」金の亡者に対して心まで折って命を奪い取る、壮絶な異世界復讐ファンタジー第四弾!
パーティー全員の裏切りで、殺された記憶を持ったまま異世界で二度目の生を受けた海人は、獣人少女のミナリスと共に学術都市『エルミア』に着く。そこには標的である魔術師ユーミスが暮らしていた。ユーミスは魔道具開発のためならば手段を選ばず、妹のシュリアを悪魔に売り渡すほどの自己中心的で、名誉欲の強い人間だった。姉に使い捨てにされたシュリアの危機を救った海人は、彼女を復讐の道に誘い込む。「なぁ、シュリア。俺と一緒に復讐しないか?」ミナリスと新たな協力者シュリアと共に海人は、憎きユーミスを追い詰めていく。相手のプライドを踏み潰してから命を削り取る、壮絶な異世界復讐ファンタジー第三弾!
魔王討伐後にパーティー全員の裏切りで殺された俺、宇景海人は復讐を決意する。「お前ら全員、絶対に許さない…!」裏切り者に殺された記憶を持ったまま二度目の生を受けた俺は、獣人少女のミナリスと共に復讐の道を嗤い歩むために王都を旅立った。最初の目的地、学術都市『エルミア』に向かう途中、俺は胸糞悪い奴らと出会う。俺の大切な思い出の地を穢した冒険者たち、俺を裏切った張本人の魔術師ユーミスと。復讐相手たちを、地獄の底へと叩き落とすために、俺は方法を考え動き出したー。「殺す。何があっても殺す。あいつらの全てを踏みにじって、全員殺してやる…」苦しめて、苦しめて、ジリジリと命を削り取る、壮絶な異世界復讐ファンタジー第二弾!
激闘の末、死魔獣を撃退した狩人は、護衛の騎士とレオナたちとともにベルカニア魔導・騎士養成学院を訪れていた。学院内部を見て回っていた狩人は、学院の天才生徒・フィーネと出会う。その後、狩人一行は演習場で生徒たちの模擬戦を見学していたが、突如、大音量の咆哮が響き渡った。声のほうに目をやると、そこにいたのは、二体の死魔獣でー。
何が悪かったのだろう。勇者として異世界召喚された俺ー宇景海人は自問自答する。助けて欲しいと乞われるがまま、勇者となった俺は魔王を倒し、この世界を救ったのだが…。もう用済みとばかりにパーティー全員から裏切られ、世界の敵に仕立て上げられて俺は追われる身となった。苦楽を共にし、仲間だと思っていた奴らに無実の罪をなすりつけられ、ついには殺されたのだ。死ぬ間際、俺は救いを願うより、こいつらを苦しめて苦しめて、殺してやろうと呪った。-やがて気が付くと、俺は異世界召喚されたあの時に舞い戻っていた。裏切り者に殺された記憶を携えて。王女を、魔術師を、聖女を、騎士を、商人を、王を…コイツらを必ず皆殺しにしてやる!最も残酷な方法で、ひとかけらの救いもない苦痛と悲鳴の血の底で溺死させてやる!!俺は復讐心を共有してくれる獣人少女と共に旅立った!異世界リベンジ勇者ファンタジー!「-さぁ、復讐の始まりだ」。