著者 : 矢立肇
ジオン軍の巨大MAアプサラスによる攻撃で、東南アジア地区の最前線に展開するコジマ大隊は壊滅。地球連邦軍は戦線を大きく後退することになった。出撃中だったシローたちは辛くも難を逃れるが、侵攻してくるジオン軍を前に、ジャングルの中で孤立してしまう。強行突破を唱える08小隊メンバーたちだが、隊長であるシローは……。
宇宙世紀0079。地球連邦とジオン公国の戦乱「一年戦争」も、早10ヶ月が過ぎようとしていた。故郷サイド2でジオン軍の攻撃から人々を守れなかった苦い記憶を持つシロー・アマダ少尉は、地球のアジア地区でMS小隊の隊長を任ぜられる。だがコロニーからの移動中、ジオン軍の女性パイロットであるアイナ・サハリンと出会ったことで、シローの運命は大きく変わっていくのだった……
「すべてはガンダムファイトの体制を護るための作戦だった」オーギン首相から、衝撃の事実を聞かされたドモン・カッシュ。マスター・アジアの下での修行も、デビルガンダムの製造も、父であるカッシュ博士とともに練られた計画だったのだという……。父に対する怒りを乗り越えて、ドモンはデビルガンダムとの最後の闘いに挑む。待ち受けるのは生か、それとも死か──!?
ロームフェラ財団の指導者となったリリーナは、宇宙と地球の共存のため、命を賭して総会の演壇上に向かう。同じ頃、ホワイトファングのゼクスは地球排除を謳い、戦艦リーブラを進攻させつつあった。「俺たちの敵は……宇宙にいる」ついに一つとなって戦うヒイロたち。だがドロシーのゼロシステム、因縁の相手トレーズがその前に立ちはだかる! 感動の完結巻。
ヒイロとカトルがガンダムを失い、トロワが行方不明という状況の中、ロームフェラ財団は地球圏を掌握。リリーナは、完全平和主義のもとサンクキングダムを復興させる。だがOZの猛攻により王国は崩壊を目前にしていた。一方、OZ総帥の座を解任されたトレーズ・クシュリナーダは、みずからの理念を体現した新たなガンダムを完成させ……。緊迫の第4巻!
OZの懐柔策による宇宙進攻で、孤立へと追い込まれていく5人のガンダムパイロット。反攻を期してコロニーへと帰還する少年たちだったが、そこは記憶の中の故郷と大きく隔たってしまっていた……。一方、ゼクス離反後のOZも次第に不協和音を奏で始める。普遍的人気を誇るTVシリーズの小説版、白熱の第3巻!
ヒイロ、デュオ、トロワ、カトル、五飛。5人のガンダムパイロットたちの邂逅も束の間、オペレーション・デイブレイクの成功によって秘密結社OZは歴史の表舞台へと躍り出た。そして地球圏制圧の障害を排除すべく、OZのガンダム殲滅作戦が始まる。コロニーを盾に取られたヒイロは、ウイングガンダムの自爆スイッチを起動させ!? 驚愕展開の第2巻。
A.C.(アフターコロニー)195年、作戦名オペレーション・メテオ。地球圏統一連合の圧政に反目する宇宙コロニー居住者は、擬装した5機のガンダムを地球に送り込んだ。しかしウイングガンダムに搭乗した工作員ヒイロ・ユイは、大気圏突入のさなか秘密結社OZの上級特尉ゼクス・マーキスに撃墜されてしまう。そして脱出したヒイロは連合高官の娘リリーナに顔を見られ……。この出会いから、運命の輪は回り始めた!
アフリカの赤い砂漠で、師であるマスター・アジアとの闘いに敗れ去ったドモン・カッシュ。彼は傷ついた体と心を癒すため、カンチェンジュンガの山麓へと戻っていた。だが休息も束の間、ネオフランスのガンダムファイター、ジョルジュ・ド・サンド搭乗のガンダムローズが現れる。新たな敵を前に、ドモンは立ち上がった!
四年に一度のガンダムファイトの年、ドモン・カッシュはネオジャパン最高権力者のオーギン首相から、地球へ逃亡したデビルガンダムの破壊を命ぜられる。その報酬は、冷凍カプセルで眠り続けている父の解放。だがデビルガンダムを操縦しているのは、ドモンの兄だった。葛藤するドモン。そしてガンダムファイターとして立ち上がった彼の前に現れた者とは?
アナベル・ガトー少佐はコンペイ島で挙行される地球連邦軍観艦式を強襲すべく、ガンダム2号機を出撃させた。コウたちはコンペイ島に駆けつけたが、時すでに遅く連邦艦隊はほぼ壊滅状態となっていた。「これが“星の屑”……」だがデラーズの本当の目的は、これだけではなかった!
ジオン残党軍の指導者エギーユ・デラーズは、ガンダム2号機を背に地球連邦政府への宣戦布告を行った。一方、その2号機を追う連邦艦アルビオンのクルーたちはガンダム1号機修理のため月面都市フォン・ブラウンにいた。パイロットとしての自信を失ったコウは、そこでケリィ・レズナーという隻腕のジャンク屋と出会う。かつてジオンのパイロットだったというケリィのもとで、しばしの時を過ごすコウだったが……。