著者 : 神代創
暗黒の千年期の後、人類領宙の実質的支配者は、超空間航法とそれを操る航導士を独占する「企業」だった。ファンダル星系に海賊撲滅のため派遣された、連邦警察捜査官クレイは、海賊の本拠地発見の情報にフリーのソーサラーを雇うが、彼女こそ正体不明の伝説のソーサラー「JAC」だった。しかし、彼女の協力のもと海賊を追うクレイの前には、不気味な「企業」の影が見え隠れし始める。著者渾身のスペース・アクション・ロマン開幕。
ただひとり、少女シアはその緑色の瞳で、精霊たちを見つめていた…。記憶をなくした孤児であった彼女も、いまではおだやかな日々を過ごしていた。しかし運命の歯車は、とつぜん動きはじめた。ある日森で出逢った、胸部にふしぎな文様が描かれた謎の巨漢。空から落下してきた金属の箱のなかで眠っていた“彼”を捕えるため、兵士の群れが村に現れた。焼きはらわれた村。シアのあげた救いをもとめる叫びは“彼”を凶暴な戦士へと変えた-。精霊、亜人、言術。謎に満ちた「世界」の成り立ちとは。
ロームフェラ財団の指導者となったリリーナは、宇宙と地球の共存のため、命を賭して総会の演壇上に向かう。同じ頃、ホワイトファングのゼクスは地球排除を謳い、戦艦リーブラを進攻させつつあった。「俺たちの敵は……宇宙にいる」ついに一つとなって戦うヒイロたち。だがドロシーのゼロシステム、因縁の相手トレーズがその前に立ちはだかる! 感動の完結巻。
ヒイロとカトルがガンダムを失い、トロワが行方不明という状況の中、ロームフェラ財団は地球圏を掌握。リリーナは、完全平和主義のもとサンクキングダムを復興させる。だがOZの猛攻により王国は崩壊を目前にしていた。一方、OZ総帥の座を解任されたトレーズ・クシュリナーダは、みずからの理念を体現した新たなガンダムを完成させ……。緊迫の第4巻!
OZの懐柔策による宇宙進攻で、孤立へと追い込まれていく5人のガンダムパイロット。反攻を期してコロニーへと帰還する少年たちだったが、そこは記憶の中の故郷と大きく隔たってしまっていた……。一方、ゼクス離反後のOZも次第に不協和音を奏で始める。普遍的人気を誇るTVシリーズの小説版、白熱の第3巻!
ヒイロ、デュオ、トロワ、カトル、五飛。5人のガンダムパイロットたちの邂逅も束の間、オペレーション・デイブレイクの成功によって秘密結社OZは歴史の表舞台へと躍り出た。そして地球圏制圧の障害を排除すべく、OZのガンダム殲滅作戦が始まる。コロニーを盾に取られたヒイロは、ウイングガンダムの自爆スイッチを起動させ!? 驚愕展開の第2巻。