著者 : 神尾あるみ
千年鬼譚 緋色の鬼神と転生の乙女(1)千年鬼譚 緋色の鬼神と転生の乙女(1)
両親を亡くし、独りぼっちで生きていた女子大生・鈴鹿涼音。彼女は家に伝わる遺品の剣を手にしたとき、千年の眠りについていた美しき鬼神と出会い、見出された。-そう、金色の瞳と緋色の狩衣をまとった鬼神・大嶽丸に。涼音は強大な力をもつ彼とともに怪異を封じる使命を負うことに。当初は鬼神の存在に戸惑った涼音だが、自分を守ろうとする彼の姿に次第に心の傷を癒されていく。しかし、実は涼音こそが、鬼神を殺した乙女の生まれ変わりだと言われて…。千年越しに廻る運命の行き着く先とはー?
民俗学研究室の愁いある調査 その男、怪異喰らいにつき民俗学研究室の愁いある調査 その男、怪異喰らいにつき
民俗学のフィールドワーク中に“呪われて”しまった大学院生・名鳥歩。彼の周囲では不可思議な研究室荒らしや、動物の亡骸が散らばる事件が続く。身に危険が迫った名鳥に、教授が紹介したのは“怪異喰らい”と呼ばれる謎の美青年・朽木田千影だった。常に不機嫌そうな朽木田と脳天気な名鳥のふたりは、福井のある農村の風習を手がかりに“呪い”の秘密に迫っていくのだが…。謎が明らかになる一方、「怪異喰らい」となった千影の哀しい過去を知ってしまった名鳥はー?
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