著者 : 立原とうや
夜鳥(よちょう)の罠夜鳥(よちょう)の罠
植物が人間を襲いはじめた。〈邪〉の触手が日常生活の中にまで伸びてきたのだ。不安感から、〈光の使徒〉に救いを求める人々が急増。高まる〈光の使徒〉ブームの中で、最後の敵〈聖母〉が、ついに降臨した。一方、〈竜〉の契約体であることがバレた卓巳は、〈邪〉から直接攻撃をうけた。傷ついて意識を失う卓巳。しかしそのとき、精神世界の中で、はじめて〈竜〉に出会い…!?
宵闇の葬歌宵闇の葬歌
幼い子供が次々に失踪する事件が起きた。さっそく卓巳たちは調査を開始するが、当の子供たちがなかなか協力してくれない。やがて魔の手は史生にまで及んだ。闘いの緊張感の中で、卓巳は次第に追いつめられていく。そんなとぎ、不審な少女が卓巳の前に現れた。「卓巳、平和な世界に行きたくないか?」誘いかける少女の謡声につられて、卓巳は敵のワナに足を踏み入れてしまった…。
ヴァシ-ラの伝説ヴァシ-ラの伝説
再び〈シャドウ〉にやってきた春珂と孔。おりしも今夜は3年に1度の“ヴァシーラの祭り”が開かれる。悲しい恋をしたヴァシーラのための鎮魂祭だ。雅人のすすめで春珂は祭りの巫女を務めることになった。儀式の最中、空飛ぶ馬に乗った騎士が現れ春珂を呼んだ、『ヴァシーラ』と-。そのまま彼女をさらった騎士の正体はヴァシーラに横恋慕した王、ハルドワールだった…。伝説が甦った。
後継者の鈴後継者の鈴
春珂は目を疑った。奇妙な格好をした女性が春珂を迎えに来たと云うのだ!「実はぼくはこの世界の人間じゃないんだ」従兄、雅人の告白に息を呑む春珂。すべては春珂が銀色の鈴を手にしたことから始まった。異世界〈シャドウ〉を救うため、春珂は戦いを決意する。しかし、敵は強大な魔力を持っていた。窮地に陥った春珂の前に現れたのは、伝説上の人物〈真王〉だった-。
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