著者 : 細田守
小さな庭に小さな木の生えた小さな家。ある日、甘えん坊のくんちゃんのもとに生まれたばかりの妹がやってきます。両親の愛情を奪われ、戸惑うばかり。そんな時、未来からきた妹・ミライちゃんと出会いました。彼女に導かれ、時をこえた冒険へ。むかし王子だったと名乗る謎の男。幼い頃の母。父の面影を宿す青年。様々な出会いを経て、くんちゃんが最後に辿り着く場所とは?細田守監督の原作小説、イラスト満載のスニーカー文庫版!
「おめえー、オレと一緒に来るか?」9歳の夏、ひとりぼっちで渋谷に佇む俺は、頭巾を被った男を追って、“渋天街”へと迷い込んだ。そこは人間の世界とは異なるバケモノの世界で、俺に声をかけた男もバケモノだったのだ!しかも、熊徹と名乗ったそいつは、俺に九太という名を授け、弟子にすると言い出してー!?ひとりぼっちの少年とバケモノ、2人の出会いがすべての冒険の始まり!イラスト満載のスニーカー文庫版!
人間の姿をした“おおかみおとこ”に恋をした大学生の花は、やがて“雪”と“雨”という姉弟を授かる。人間とおおかみ両方の顔をもつ“おおかみこども”であることを隠しながら家族はひっそりと幸せに暮らし始めるが、突然“おおかみおとこ”に死が訪れる。残された花は雪と雨とともに、都会を離れて田舎に移り住むことを決意するがー!?細田守監督初の小説がスニーカー文庫版で登場。
高校2年の夏休み、小磯健二は憧れの先輩・篠原夏希に頼まれ、長野県にある彼女の田舎へ行くことに。そこで曾祖母を中心とするご親戚に夏希が放った衝撃のセリフー「この人、私のお婿さんになる人だから」!?なんとか“フィアンセのふり”という大役を果たそうと頑張る彼のもとに、謎の数列が届く。夢中で答えを導き出した健二だったが、翌朝世界は一変していた!突如襲った危機に、ご親戚+健二のひと夏の戦争が始まる。
ネット上の仮想世界OZで、“キングカズマ”として名を馳せる佳主馬は、ちょっとドジなアバター“マキ”と出会う。しかも“マキ”の本体である真紀は佳主馬がいるネットカフェの隣席におり、彼女が兄から預かったデータを狙う男たちに襲われていた。真紀を助けた佳主馬は、男たちから逃げるうちにそのデータがOZに莫大な被害をもたらすものだと知るのだった。真紀とOZを守るため、佳主馬と“キングカズマ”は戦いに挑む。日本中を感動させた名作アニメのオリジナルストーリー。