著者 : 絵戸太郎
四月。クラス委員長の誠治は急に転校が決まったことをクラスメイトたちになかなか言い出せずにいる。そんな誠治のクラスに遅れてやってきた転入生は、偶然にも幼馴染の悠乃だった。小学校以来となる突然の再会に仲間たちと盛り上がりーーついでに転校することが悠乃にバレてしまう。 「内緒にしておいてくれ」「ごめん、私、やっちゃったかも……」 「!!!!!」……詰んだ。 その結果、誠治の予想以上に周囲の反応が変わっていき……! これは、転校まであと1ヶ月を切った僕に巻き起こる、刺激的な“青春ラブコメディ”!
《継ぎ接ぎ公爵》レオ・フランケンシュタインを退けた怜生。それを期に連盟は、妖精人の国を建立する計画を本格始動させる。一方〈青の医術師団〉が世界的な糾弾の対象となり、その騒動を衝いて人造人間(ホムンクルス)の少女たちが脱走を果たす。彼女たち、イロハ、ニイナ、サクヤは自分たちの夢を叶えるため〈緋の龍王〉に戦いを挑むのだがーー。さらに、既にこの世に存在しないはずの人物までもが、怜生の前に姿を現す。誰もが夢を憧れを願いを抱き相対する黄金巨樹の上、怜生と花蓮は理想郷に至るのか!? 超絶過激な魔王の狂宴、再び誓いの言葉を交わす第三幕!
<水葬の王>鳴海滝徳と乙姫に勝利し、<王>としての第一歩を踏み出した怜生。 多忙な日々を送る彼の元に、一文字卿から送り込まれた護衛は、この世で最も嫌いな女性ーー武芸の師、切花白羽だった。 彼女に常時護衛されながら、編入した神霊学部で<王>としての基礎を学び、学友達と過ごし、束の間の安息を満喫する怜生。 しかし、敵は既に背後に迫っていた。偶然か運命か、敵も医療魔術師。そして…… 「私の名はレオーーレオ・フランケンシュタインだ」 最強・最速・極悪の三拍子揃った凄絶過激な魔王の狂宴、恐怖と悲哀が綴る第二幕。 輝く覇道を歩む者と、悪辣な外道を強いられた者。二人の「レオ」が激突するーー!
鬼柳怜生・享年17歳。彼の生涯は双子の姪をかばって儚く幕を閉じた……はずだった。 何故か生き返った怜生の前には、長い紅髪に豊かな胸の、見目麗しい蛇女……蛇女!? さらに、彼女は怜生の「妻」を名乗り、彼は「神霊と結ばれ、 世に新たな魔法技術を生み出す<王>になったのだ」と告げられる。 司るはーー無から有を生み出し、死者蘇生すら可能な「命」の魔法則。 かくして、世界を一変させる力を手に入れた少年の、 全世界と数多の〈王〉を相手にした覇道が幕を開ける! 第12回MF文庫Jライトノベル新人賞・最優秀賞受賞作。 最強・最速・極悪の三拍子揃った凄絶過激な魔王の狂宴、堂々開幕!