著者 : 羽場楽人
「わかりましたよ! 旭の彼氏役を引き受けます!」 文化祭が近づく秋。教え子の久宝院旭さんは告白ラッシュに困っていた。悩める生徒を放っておけないアタシ、天条レイユはよりにもよって錦悠凪くんに期間限定の彼氏役を任せるように背中を押してしまう。 だって先生が生徒に「好き」の二文字を言えるわけない。 アタシが自分の気持ちを押し殺している間に、ふたりはクラス公認のカップルになって、久宝院さんも悠凪くんと本物の恋人になろうと積極的にアプローチをかけてくる。そして、迎える運命の文化祭。 生徒同士で恋愛するのが正しいのはわかっている。だけど── 先生と生徒の近すぎる秘密の青春ラブコメは、ひとつの答えを出す!
「この子は俺の義妹ですッ!!!!」お隣さんで生徒の錦悠凪くんに抱きつく謎の美少女・錦輝夜にアタシは動揺させられっぱなし。輝夜ちゃんはアタシと彼の仲を疑い、うかつに担任教師であることも天条レイユという本名も名乗れず困ってしまう。しかも義理の妹なのに、悠凪くんに恋していた!?禁断の恋の苦しさなら同じ立場のアタシは誰より理解できる。そして教師として、大人として複雑な家族関係に悩む彼を助けてあげたい。だけど悠凪くんに積極的なアプローチをされすぎてアタシも彼のことがどんどん好きになってーどうしよう、我慢できないかも。先生と生徒の近すぎる秘密の青春ラブコメ、まさかの卒業前に終了!?
「先生の食事、これからは俺が作りますよ」アタシ、天条レイユは高校の先生をしている。お隣さんにおすそわけをしたら、相手はなんと教え子の錦悠凪くんだった!!この事実がバレたら学校をクビになるかも!?アタシたちは秘密を守るために「隣人協定」を結ぶ。お互いひとり暮らしだから困った時は助け合うーつもりがアタシの方が胃袋を掴まれちゃった。助けるはずが、どんどん甘えさせられて骨抜きに。もう君がいないとダメになる。ダメよ、天条レイユ。彼は教え子、恋をしてはいけない相手なのに!近づいたり離れたりー二人の恋は波のように曖昧に揺れる。先生と生徒の近すぎる秘密の青春ラブコメ、ここに開幕!!
文化祭での公開プロポーズで晴れて公認カップルとなったヨルカと俺。クリスマス・イブの遊園地デートに、プレゼント交換、そして観覧車の中で甘々のキス。「ねぇ、希墨。来年も、この先もずっと一緒にいようね」「もちろん」幸せの絶頂にあった俺達だったが、事態は急転直下。帰国中のヨルカの両親からアメリカ引っ越しの提案!?ヨルカは当然猛反対しているが、アメリカ行きを巡っての親子喧嘩が続いている…。俺達はただの高校生だ。だけど、この“ラブコメ”は一時の遊びなんかじゃなくて、一生をかけた真剣な恋愛だ。ハッピーエンドを勝ち取るため、二人の本気を伝えにいこうー。恋人になってから始まる両想いラブコメ、完結!
「いいの?現役アイドルを口説く絶好のチャンスだよ?」人気アイドル立石蘭は、俺に対してやたらと距離感が近い。眩しい笑顔でグイグイと迫られると俺こと、瀬武継陽の鈍さでもドキドキした。そんな蘭は写真集の撮影で「夜虹島」に来ていたが、突然彼女のレプリカが現れ怪我人が出てしまう。蘭を守るために一日マネージャーを引き受けた俺は、意志疎通のとれないレプリカに翻弄され続けるが…。「アイドルって残酷な仕事だね」俺を誘惑する蘭の本音とレプリカが現れた理由を知った時、命がけの応援の先で待っていたのはー。自分と向き合う、ちょっと不思議な分裂系ラブコメ。第2弾。
「君のように虹を浴びて影が勝手に動くことを、分裂現象と呼ぶ」夜に虹がかかる不思議な島「夜虹島」では、虹に降られた者は自分の影が勝手に歩き出す伝承がある。そんな島で俺こと瀬武継陽はある夜、自分の影を追う元人気アイドル恵麻久良羽に出会った。分裂現象に悩む彼女を助けるために協力を申し出るも、「男の人と馴れ合うつもりはないから」俺の話に耳を傾けない久良羽。一方で…「継陽くんだけは、アイドルのクラウが恋愛してもいい唯一の男の子」俺への好意を寄せるクラウ。まるで正反対な態度を見せる二人の久良羽は、どっちが本物の想いなのかー!?女の子の本音は厄介でかわいい!?恋を隠せないギャップラブコメ。
夏も過ぎ、二学期へと突入。いよいよ文化祭が近づいてきた。俺は文化祭実行委員会での活動や、クラスの出し物の準備に忙しい。恋人の有坂ヨルカとはデートもできず、恋しさは募るばかり。さらに軽音楽部のカリスマ・叶ミメイを中心に結成されたバンド「リンクス」には問題が山積み。ギター初心者である俺のスキルアップに、ヨルカのあがり症の荒療治、他もろもろの課題をまとめて解決するために、ミメイ宅での合宿が決行されたのだった!そんな中、二学期になってからどこか浮かない表情だった朝姫さんから、突如電話がかかってきてー。『…希墨くん、助けて』恋と青春の文化祭が幕を開ける!
俺とヨルカが付き合い始めて、約四ヶ月。数多くのデートを重ね、ついに念願のファーストキスも交わした。やがて季節は夏。大好きな恋人と好きなだけ一緒に居られる特別さを噛みしめながら、一片の悔いも残さず高校二年の夏休みを満喫しようとする俺達。文化祭の準備で忙しくなる中でも時間の隙間を縫っては密会。夜は時間を気にせず夜更かしして長電話。水着選びに、夏祭り、そして定番のデートも。今日、明日、明後日と恋人とのスケジュールを埋めていく。…幸せだ。「楽しいな、夏休み」『楽しいね、夏休み』そして瀬名会メンバーによる海へのお泊まり旅行で、事件は起きる!?夏の魔物も暴れ出す両想いラブコメ第4弾!
校内一の美少女・有坂ヨルカと恋人になってから早三ヶ月。ヨルカのあふれる好き好きオーラを感じて毎日が幸せだ。俺もヨルカを想う気持ちが日増しに加速する一方、ひとつだけ悩みがあった。「キスって、どうやってするんだぁー!」そんな恋愛初心者な俺にも、今世紀最大のチャンスが到来!!「よかったら、うちに寄っていかない?その、今日は誰もいないから」なんとデートの帰り道、家族が留守にしているという有坂家にお邪魔することになったのだ。そこで待ち構えていたのは愛しの彼女からのキス…ではなく、何故か寝起きの下着姿で俺に飛びついてくる謎の美女で…!?恋人になってから始まるラブコメ戦線に絶対ありえない修羅場!
「俺と有坂は付き合っている。ヨルカは俺の恋人だ」ザ・平均値な男子高校生の俺と、完全無欠のハイスペック美少女・有坂ヨルカ。二人の秘密の関係はクラスメイトに向けての恋人宣言により晴れて公認に。だがそれはハッピーエンドなどではなく、新たな騒動の序章でしかなかった!中学時代から俺と親しかった小生意気な後輩・幸波紗夕との再会をきっかけに俺達の両想いが揺さぶられる事態に!?「きー先輩、好きです。私と付き合ってください」俺、案外モテている?いやいや、ヨルカ一筋ですから!告白で幕開けるラブコメ戦線、第二弾。
冷たい態度に負けずアプローチを続けて一年、晴れて想い人に振り向いてもらえた俺。クラスの誰をも寄せ付けようとしなかった孤高の美人、有坂ヨルカと彼氏彼女の関係になったのだ!しかもあれだけツンケンしていたくせに、本当は俺のことが大好きだったらしい!「わたしの方が好きに決まっているのに、それが伝わってない気がする」え、このカワイイ存在ヤバくない?強気なくせに恋愛防御力0な彼女にイチャコラ欲求はもう限界!だけど人前でベタベタするのは禁止?さらに秘密の両想いなのに恋敵まで現れて…?恋人から始まるラブコメ爆誕!
ー旧人類が滅亡し、遥かなる年月が流れた。長い歴史の空白期間の末、人類は“船”から現れ、港城要塞国家ヴェトセラを建国した。それから千年。古代兵器を駆り神話の獣ドラゴンを討伐したクレイとアジュールはハクア女王の命を受けて、大国ヴェトセラへと赴く。旧人類の遺産と軍事力により繁栄を築く最古の歴史を持つその武装国家で、クレイ達は歴史に隠された世界の真実に触れることにー。そんな中、レーティアと名乗る謎の赤髪美少女との出会いは、国家をも巻きこむ動乱に発展していき…?歴史紡ぐ幻想浪漫譚、第2弾!
万能元素エーテルの飽和により巨大化したモンスター。世界は蹂躙され、人類の文明は滅亡した。-それから幾星霜。地上五百メートルの円柱上に築いた楽園ベルバで人類の子孫は生き延びていた。ベルバ円柱の地下に眠り続け、氷結の眠り姫と崇められる巨大骸骨の化石兵器スカルアトラスー。彼女に恋い焦がれる考古学者クレイは、その意志を持った化石兵器の覚醒に立ち会う。アジュールと名乗る少女に擬態したスカルアトラスとともに、クレイは閉塞した世界を変革していく。時を同じく、絶滅したはずの最強種ドラゴンの復活が囁かれ…。青年は巨大化石兵器を駆り、神話の獣を討つ!歴史紡ぐ幻想浪漫譚、開幕。
東京の片隅の薄汚れた古い雑居ビルで魔術が使えない魔術士・黒瀬秀春は、相変わらず魔術に苦しむ人々に救いの手を差し伸べる魔術コンサルタントを営む日々。そして事務所に居候していた朝倉ヒナコは永聖魔術学院への入学を果たし、秀春はそれを見守る。けれども入学早々、ヒナコの存在は魔術学院に波紋を広げ、魔術士の名家・皇希遊と対決することになりー。四年前に起きた魔術による大規模魔術消失事件「消失した正午」の真実、そして秀春の過去を知る美女・逢夏との出会い。秀春は様々な思いを抱えて、更なる一歩へと歩み出す。
魔術をつかう人に希望を見つけるーそれこそがかつて師を救えず、己の魔術を失った過去を持つ魔術士・黒瀬秀春が再び立ち上がった理由だった。「お父さん会いたかった!」東京の片隅、薄汚れた古い雑居ビルで魔術コンサルタントを営み、魔術に悩める人々のために奔走する日々のなか、秀春を父親だと勘違いした、かつての師の娘・朝倉ヒナコは現れた。「魔術は、唯一のつながりなんです」魔術の才に愛されながらも、魔術によって家族を奪われた少女ヒナコ。「奇跡に見合う努力はしてきた」絶望と喪失の果て、秀春だけが見つけ出した可能性という新たな未来。東京で出会った二人が織り成す魔術と居場所の物語。