著者 : 翡翠ヒスイ
入学したばかりの大学に通うため、橋口健護は十五年ぶりに故郷へと戻る。 美しい自然に恵まれた小さな田舎町。かつてそこで彼は祖母とともに暮らし、毎日のように妖怪たちと遊んでいた。そう。彼は生来、妖怪を見ることができる体質だったのだ。 懐かしい土地で新生活をはじめた健護だったが、町のアチコチで妖怪の子供が生まれるのを目にすることにーー。 穏やかに暮らすはずが、元気でヤンチャなチビ妖怪たちに翻弄され、彼の毎日は徐々に賑やかになっていく。
いつだって中二病は世界を救う!? とくにかわいい女の子の中二病は……! 「ぐっ、か、体が熱い!? こ、これはついに奴の封印が!?」 「ふふ……無理もないわ。私の瘴気に当てられて人が狂うのは仕方ないことよ」 「因果律の歪みを確認。異常事態。この男は危険。排除を要請する」 え、な、なんなの、この恥ずかしい人たち? まさか中二病? なんてドン引きしていた少女・星美津奈瑠(元気な中学二年生)は、なぜか秘密組織〈零式機関〉に参加することになる。そこで出会ったのは、超重度な中二病の少女たちだった……という明るく楽しい中二病万歳ストーリー!
顎斗の謀略を撥ねのけたタカトたち。平穏な日々が戻ってきたかに思えたある日、鍔芽が衝撃的な知らせをもってくる。 「このままでは……ネスト5が……滅んでしまうかもしれません」 そのとき、辻神襲来のアラートが鳴り響き、ネスト5支部は戦闘態勢に入る。しかしスカイア隊員たちの戦闘鎧〈アイギス〉は、なぜか思い通りに動かず、飛ぶことができない。タカトは一人、ブラストホークで出撃していくのだったーー。 絶望的な危機を、タカトは乗り越えることができるのか?
十七年前。無数の怪物群〈辻神〉による圧倒的な攻撃にさらされ、世界は壊滅状態に陥った。生き残った人類は、小さな浮遊大陸へと逃れ、敵の襲撃をなんとかしのぎながら日々を送っている。 容赦なく襲い来る〈辻神〉に対して、人類が一縷の望みを託したのが、戦闘鎧〈アイギス〉。自由に空を飛翔する力を人間に与える〈アイギス〉に身を包み、少年少女たちは、巨大な敵〈辻神〉を倒すべく、命懸けの戦場へと飛翔する──。 圧倒的なスピードで戦闘が繰り広げられる爽快な空中戦は、必見!!
小さな村のある高校に、御霊という少年が転入してくる。実は彼は、憑きもの筋ーー妖怪の血を引いている者だった。人間界で青春を楽しむ御霊だが、やがて……。心優しい妖怪少年のドラマティックな伝奇ストーリー!