ラノベむすび | 著者 : 色素

第17回GA文庫大賞《銀賞》受賞作品。 ヒント：いのちを捨てる気で頑張ってください。 その夢を見たら、もう目覚めないーー終わることのない【悪夢】のゲーム、開幕。 「ナイトメアゲームの参加者がそろいました。第一回目は『脱出ゲーム』です。死なないように頑張りましょう！」 山吹春斗はどこにでもいる高校一年生。サッカーが好きで、バイトに明け暮れる平凡なーーそう、思っていた。この“悪夢”の空間にとらわれるまでは。 夢の中で突如参加させられた『ナイトメアゲーム』。負ければ、死。幼馴染、クラスメイト、女子大生、インフルエンサーーー彼らとともに、この悪夢から誰一人欠けることなく生還することはできるのか。そして参加者の中に紛れ込んだ“元凶”の正体とはーー？ 誰もが、“夢”に囚われる。永遠に終わらないデスゲーム、開幕。

君は、ギャルに銃殺されそうになったことはあるか？　僕はある。なぜなら、この世に存在してはいけない異能を持った《勇者》だからーー。 　異能を授ける違法薬物が出回る日本で、運悪く勇者になってしまった僕・千才一愚は追われていた。《探偵》に異能を暴かれれば死。殺されるはずの僕を救ったのは、どんな問題も解きほぐす探偵・独希だった。 　勇者でありながら探偵を目指すことになった僕を待ち受けるのは、ミステリアスな彼女との同居生活、ギャルとの再会（※地味子偽装状態）、生意気な妹ヒロインの爆誕。--というのもありつつ。 　立ち向かうのは教室に紛れ込んだ勇者を見つけ出す入学試験。そして、探偵の抹殺を目論む勇者組織との戦いに身を投じることになるーー。