著者 : 茉宮祈芹
魔王シルヴィア・ノワールの誕生日パーティー。笑顔にあふれた、楽しくも平和な日常。その記憶からふと覚めた悠理が目にしたのは、かつて異世界に召喚されたときと同じ状況だった。しかし、少しずつ違和感が生じる。この世界では人間と魔族は和解などしておらず戦争状態なこと。出現しない聖剣・リーゼロッテ。そして魔王を倒して欲しいというレオナの依頼ー。さらに、悠理の前に姿を現したシルヴィアは、ひどく冷たい目をした、まるで別人のような姿だった。だが、それでも悠理は立ち上がる。仲間たちと過ごした、かけがえのない日々を取り戻すためにー。ただ平和に暮らしたい勇者と魔王が贈る異世界学園コメディ、クライマックスの第三弾!
とっくに平和になっている異世界に、規格外の勇者として召喚された悠理。普通の学園生活を求めて奔走するものの、魔王の少女・シルヴィアたちにメイド姿でご奉仕されたりと、あいかわらず騒がしい日々を送っていた。そして悠理は勇者の力の暴走により、寮の部屋を半壊させてしまう。途方に暮れる悠理に、クラスメイトの魔術師ルチアが声をかけてきた。「アタシのとこに泊めてあげようかって言ってるのっ。泊まるところがないんでしょ?だったら…」だが、彼女にはとある計画があるようで、悠理はそれに協力させられることになりー!?ただ平和に暮らしたい勇者と魔王が贈る異世界学園コメディ、美少女天才魔術師と秘密の同棲な第二弾!
異世界に召喚され、人間離れした勇者の力を手に入れた高校生・鈴原悠理。だが、勇者として異世界を救おうとするものの、なんと世界はとっくに平和になっていた!「魔族との戦争は?」「もう終わりました」「…魔王は?」「バイトで学費を稼ぎながら学生してます」戦うべき敵も、悪の陰謀も、世界の危機も何もない。開き直ることにした悠理は、魔王の少女・シルヴィアたちとともに、平穏な学園生活を送ろうとする。だが、剣を振れば教室が崩壊、クシャミ一発で学院の魔術結界を破壊するなど、無駄に超人的なパワーを持ってしまったせいで、悠理の学園生活はトラブル満載で…!?ただ平和に暮らしたい勇者と魔王が贈る異世界学園コメディ開幕!
ショコラとルサルカがひなた寮のメンバーに加わってから公太の生活はさらに賑やかになった。「ぼくはヴァンの恋人なんだからデートがしたい。それで、もう一回ちゃんとキスがしたい」と願ったショコラと彼女のサポートをする(と見せかけて実際は自分が公太とデートしようとする)クリスによってトラブルに巻き込まれたり、ルサルカの発明品の影響でライラが子犬に見えるようになってしまったり、毎日がドタバタと騒がしい。けれど、最近ひなたの元気がない。どうやらひなたは悪夢を見るせいで寝不足らしいが、彼女自身はその悪夢の内容を覚えていないというのだ。ひなたを救うために、公太はメっちゃんの魔術で妹の夢の中へダイブするが…!?
火事から再建したひなた寮で、クリスやライラたちと一緒に一つ屋根の下で暮らすことになった公太。転入生としてひなたの高校に通うことになった一同だが、ひなた、クリス、ライラの三人はさっそく、学校で公太とどれだけラブコメができるかという勝負をはじめてしまう。夜界から新たに召喚されたエルフの少女・ルサルカも現れて一騒動の結果、公太はひなた、クリス、ライラのそれぞれと遊園地でデートをすることに。-しかも、彼女たちはみんな、公太が他のヒロインとデートするとは思っていない、いわゆるトリプルブッキング状態!なんとか彼女たちにバレないよう、三人とのデートをこなしていく公太だったが、さらに新たな魔族が現れて…?
落ちこぼれの祓魔師だった少年・地獄崎公太は、異世界に召喚され、吸血鬼の姫君クリスの眷属として次期魔王の座をつかんだ。だがまさにそのとき、公太はふたたび現代日本に召喚されてしまう。彼を召喚したのは、天才祓魔師と呼ばれていた、公太の妹のひなた。しかも、ヒロインになりたいと願うひなたにより、公太は契約で“主人公”という属性を与えられ、ラブコメの主人公のように振る舞わなければ魔力を回復できないという制約を課されてしまった。そして“妹”の属性を持ったひなたや、同様に召喚されたクリスたちとラブコメな生活を送ることになる公太。しかしひなたは、自分が召喚した魔王の正体が兄だということにまるで気づいておらず…!?