著者 : 菅野文
中世イングランド、ヨークとランカスターの両家が王位争奪を繰り返す薔薇戦争時代。 秘密を抱えるヨーク家三男・リチャードの活躍により勝利を収め、兄エドワードが新王となった後のある日。 リチャードは視察の命を下される。 ジョージとの幼き冒険、ヘンリーと過ごした一夜、少年バッキンガムとの出会いーーリチャードはケイツビーとの道中、様々に追憶していた。 一方ではリチャードを想うあまり、密かに彼の推し会が開かれていて……? ここでしか読めない「薔薇王」オリジナルエピソード満載の一冊。 第一幕 早く走る兄はよく転ぶ ─Wisely,and slowly;They stumble that run fast─ 第二幕 期待は苦悩のもとなり ─Expectation is the root of all heartache─ 第三幕 神が与えぬ二つ目の ─God gave me one face.Another face is made with itself─ 第四幕 天使に似た悪魔 ─There is nothing with which a devil similar to an angel,too floors a person─ 第五幕 茨の道、恋の道 ─The course of true love never did run smooth─ あとがき
生まれもった美貌をまったく活かせていない残念イケメンの三ノ宮美人。いまもブラック企業でノルマ未達成による60万円の支払いという危機にあった。ダメ元で飛び込んだ営業先で影の薄い探偵・影山と強面刑事の日高と出逢い、日高が社長に直訴してくれたことで奇跡的にブラック企業から足を洗えたのだが…次の就職先として「影山探偵事務所」を勧められ?しかも「君には『影山探偵』になってもらう」って!?それって詐欺じゃないの!?僕が探偵なら、本当の探偵・影山の役割ってー?