著者 : 蒼月浩二
賢者として異世界に召喚されたユーキは、ヴィラーズ帝国で起きたクーデター騒動を終息させた。 その後、帝国の皇族一家に気に入られてしまった彼は、皇女であるアレリアとミーシャ、そしてなぜかエルフの王族であるアイナからも求婚されてしまう。 どうしてこんなことに、と悩みながら帝国で過ごしていたある日、ユーキは成長した能力がきっかけで一人の少女に出会う。 少女の名はアリス。彼女はアレリアとミーシャの姉で第一皇女でもあり、自分の部屋から出ようとしない変わり者だった。とある創作趣味を持つアリスと徐々に親しくなったユーキは、彼女も伴って王国へと戻ることになるのだった。 一方、かつてユーキに敗れて今は他国で働かされている勇者ファブリスが、不穏な動きを見せ始めーー!? 最強賢者によるコミカル無双冒険譚、第三幕が始まる!
エルフの里を襲った魔族を撃退した賢者ユーキ。これまでの功績もあって、彼は全ての貴族の上に立つ『大公爵』の位を授かることとなり、平穏に過ごしたいだけのユーキを差し置いて、国内は大公爵フィーバーに沸くのだった。大人の余裕をもってそれらに対処していたユーキは、ある日、空から降ってくる隕石を目撃する。冒険者ギルドから依頼を受けて、隕石の落下地点へと向かったユーキ一行は、未発掘の古代遺跡を発見し、そこで謎の書物を手に入れる。その書物がきっかけとなって、ユーキと仲間達はアレリアの生まれ故郷である帝国へと向かうことになった。しかし、そこにはかつてユーキと敵対した勇者の一人がおり、彼への恨みを激しく燃やしていて…。最強賢者によるコミカル無双冒険譚、第二幕、始まる!
この世界に七つある紋章のうち最も弱いといわれる無の紋章、通称『劣等紋』。回復術師ユージは、長年尽くしてきたSランクパーティーから『劣等紋』であることを理由に、もはや用なしだと追放されてしまう。紋章を理由に周囲から侮られるユージだったが、実は『劣等紋』はとてつもない可能性を秘めていた。しかも、ユージが使えるのは回復魔法に留まらず、その応用で身につけた様々な能力を使って実績をあげ、自身の悪評を覆していく。そんな時ユージは、自分と同じく『劣等紋』であることを理由にパーティーを追い出された付与術士リーナと出会い、『劣等紋』による冒険者パーティー『レジェンド』を結成する。彼らはエリアボスの撃退やギルドマスターとの決闘など、そこでも圧倒的な活躍を見せ始めてー!「劣等紋の私を拾ってくれるんですか」「リーナがすごいから、招待してるんだ」最弱と蔑まれた『劣等紋』の持ち主達による伝説が、幕を開ける!
ネットゲームのラスボスを倒し『賢者』となって異世界へ転移したユーキは、『勇者』ではないため城から追い出されてしまう。最強職『賢者』の能力を知った彼は、冒険者としてセカンドライフを送ることにした。ところがー。万能賢者の異世界セカンドライフ、開幕!