著者 : 藍川竜樹
「貴様がすべての始まり、元凶の魔女か」魔導貴族の女当主で宮廷魔導師であるラドミラに舞い込んだのは、公女との婚約のため訪問した隣国皇弟の護衛任務。気乗りしないまま会った皇弟は、自分がラドミラの使い魔であると告げ「責任をとってもらおうか」と剣を手に迫ってきてー!?初対面のはずなのに、いつの間に皇弟殿下が私の使い魔になっていたの!?騎士皇弟と魔導師令嬢(&かわいい魔物たち)の契約×無自覚執着ラブ!
「私とともに伯爵家領を守ってもらいたい」 魔導師の力を見込まれ、政略結婚で辺境の伯爵夫人となったヴァネッサ。悪妻と噂され周囲や夫から距離を置かれた彼女は、領地を守るため魔物と一人戦い無残に死亡ーーしたはずが、なぜか過去に戻っていた!? 誰にも認められなくても今度こそ領地を守る! そう意気込んでやり直した人生では、不仲だったはずの夫の様子が変わってきて!? 死に戻り魔導師妻と堅物騎士伯爵の無自覚溺愛×すれ違いラブ!
「決めました。この子たちの母になります」巡礼聖技団の歌姫リリベットは、突然訪ねてきた男爵の叔父から魔導貴族の伯爵レネとの結婚を命じられる。とある理由からリリベットの力が必要なだけの偽装結婚だというのだが…。小さな魔物たちのお世話でぼろぼろの彼との結婚生活は問題ばかりーだけど、私、期間限定の嫁としてがんばります!魔物使いの歌姫と訳あり伯爵(&ちびっこ魔物たち)の契約結婚ラブコメディ!
「私は、団長さんに断罪されたい」聖女候補として教育されてきた子爵家令嬢のミアは、ある事件から異国の辺境に追放されることに!移送中、襲撃者から救ってくれたのは、辺境の領主で魔王のように恐れられる騎士リジェクだった。聖女候補なのに魔物と仲良しなんて知られたら大変なことに!?おびえるミアに、彼は過保護なくらい優しくしてくれてー。落ちこぼれ聖女と氷の騎士の魔物まみれの溺愛ラブファンタジー!
19世紀、英国。目利きの鑑定人を父に持つアデルは、ある目的のために舶来品専門のオークションハウス・アーヴィング商会に就職を希望する。が、オーナーのクレイグが出した条件は「僕と結婚すること」。舶来品の情報がほしいアデルと“女除け”がほしいクレイグの利害が一致し、偽装結婚をする二人。様々な舶来品がらみの事件を解決するうちに、アデルは、恩ある伯爵の死の真相に迫っていくが…。
異端審問官のジルベールは猟奇事件に関わっていると噂される悪名高き貴族、ヴォワール辺境伯レオンを生け贄を用いて黒魔術を行った疑いで告発する。法に守られた貴族を裁く絶好の機会だと勇むジルベールだが、異端であるかどうかを客観的に判断する錬金術師のマリーは、現時点では、証拠が足りないと追加調査を行うことを進言する。融通の利かないマリーと共に再調査に向かうジルベールだが?KY令嬢と平民出エリートが猟奇的事件に挑む!凸凹コンビの錬金ミステリー!
魔具とは、魔力ある者が持つと人知を超える力を発揮する魔導の道具。周囲に厄災をまねく力を持つ魔具・“厄災の女王”の主人に選ばれた王女クラウディアは、厄災を最小限に抑えるためひとり離塔で暮らしていた。だが、強大な力を持つ魔具“覇王の扉”が王国に現れることが判明。クラウディアは父王の命令でそれを隔離するために、幼馴染みの騎士ユリウスと共に魔具探しの旅に出ることに…!?
ブルグ帝国辺境の修道院で働く“紅の聖女”ルチア。奇跡を起こすと評判のルチアだが、実はその力は偽物。修道院存続のために奇跡を演出し、聖なる血と称して自分の血を絞り取るせいで常に貧血状態だった。そんな時、皇子クラウディオに拉致されてしまったルチア。彼から、病にふせる教皇の見舞いのためにルチアが必要だと頼まれ、二人は教皇国に乗り込むことに…!?激動のヒストリカルラブ!
日陰の王女として、王都の片隅で夜な夜な畑仕事に精を出す“幽霊姫”ユナリア。ユナリアを疎む王妃に捕らえられそうになったところを、俺様口調の謎の騎士に救われる。彼の正体は、不死の軍団“骸骨騎士団”を率いて主に絶大な権力をもたらす黒騎士ルシアン。王族誰もが彼の忠誠を望む中、ルシアンは強引にユナリアと主従契約を結ぶ。突然骸骨騎士の主にされてしまったユナリアの運命は…!?
ブルグ帝国の暴君皇帝に政略結婚で迎えられた王女ヘルミナ。生まれつき身体が弱く、長く起きれば熱を出し、緊張が高じると血を吐いて倒れるという病弱っぷりで、世話係の侯爵カエサルは日々振り回されることに。だが、実は病弱を逆手に医学や政治の知識を蓄えていたヘルミナ。国民が皇帝に不満を持つのを見抜き、カエサルに革命の同志になるよう密約を申し出て…。激動のヒストリカルラブ!
崔国の皇太子・叡綜に仕える女官の沙羅は、人間と花仙との間に生まれた娘。花仙が持つ“伴侶の玉”を叡綜に奪われたせいで彼の命令に逆らえなくなってしまった。日々、叡綜のいじわるに耐えていた沙羅は、叡綜が皇帝位を継いだ際に、妃候補の情報を探るために後宮に乗り込んだ。だが、後宮に渦巻く“陰の気”を感知した沙羅は、叡綜と共に後宮の女性たちをめぐる陰謀に巻き込まれて…!?
守護獣と契約してしまい、伯爵令嬢の身代わりに“天空城”に出仕したティナ。御曹司の求婚攻撃をかわしながら社交界デビューを果たすが、その席上で王都襲撃計画を知ってしまう。レギオンと共に容疑者を探るうちに、名目上の“婚約者”であるレギオンの兄・ルーファスと出会ったティナ。だが、レギオンの孤独な立場を知ったティナは彼にどんどん惹かれていき…。果たしてティナの運命は!?
侍女の私が血族を束ねる女公爵!?守護獣を使役できる血族の娘・リリアの侍女ティナは事故で守護獣と契約し、次期公爵候補に選ばれてしまう。そのせいで婿の座を狙う血族の御曹司達に逆玉の輿婚の標的にされてしまうわ、たった一人求婚してこない教官のレギオンからは「俺の兄の嫁になれ」と口説かれるわで…!?男の園で繰り広げられる捕食者系御曹司達の求愛の嵐に耐えられるかー!?
漣に巣食う魍魎を退けた蓉華達。だが、最大の敵はすでに彼女達を包囲していた。各王府の要人達が魑魅にとりつかれ、皇都に反乱軍が迫る中、蓉華は月淑妃に儀式の贄として囚われてしまう。蓉華奪還のため、華国を奔送する蒼翔は…。二人は月淑妃の憎悪を断ち切り、華を存亡の危機から救えるか!?次期皇帝と次期竜女は誰に!?そして、蓉華と蒼翔のじれ愛の行方は…!?超大団円的完結巻。
神の力を無効化する“堕天の徒”と忌み嫌われ、所属する聖庁のあらゆる部署をたらい回されてきた新米神技官のエリスが次に配属されたのは、変人の巣窟と噂の窓際部署・聖櫃修復室。そこでエリスは、癒しの手をもつ天才的な聖櫃修復士だが、聖櫃馬鹿で人を人とも思わないドS変人のカルヴァンと組まされるはめになり…!?神の力の容れ物“聖櫃”をめぐるゴシック×ラブ×ファンタジー!!
竜女選考二次試験のため、単身漣王府へ旅立った蓉華はかの地を蹂躙する「魍魎の王」・獄牙と対峙することに。奇しくも漣は蒼翔の母・月淑妃が命を落とした地。命日を目前に、蒼翔ら皇族達もまた漣に集っていた。だけど、蒼翔が錯乱した皇帝に反逆の冤罪を着せられ、蓉華も謀反の重要参考人として榎洛に拘束されてしまい…!?竜女の座をめぐる、愛と謀略の攻防戦は最高潮に向けてさらに加速!!
ついに始まった竜女選考。蓉華は蒼翔と離れ、蝶麗、侍女となった愛鈴と共に斉氏の牙城である竜府に足を踏み入れる。斉氏一派の嫌がらせを受けつつも、めげずに選考試験に臨む蓉華たちだけど、竜娘の菁杷が現竜女を殺害しようとした罪で竜府の獄に囚われていると聞かされて!?それが斉氏配下の五卿の罠だと気づいた蒼翔と竜府内外で協力し合い、蓉華は菁杷を救い出そうとするけれど…!?
皇都に到着した蒼翔と蓉華はさっそく竜女選考審査に名乗りを上げ、ここに竜女戦線の幕が切って落とされた。蝶麗と蓉華は、竜娘の能力を増幅すると言われる「竜魂薬」を求めて市場に向かう。偽薬を掴まされそうになった蝶麗が大立ち回りを演じていると、なぜか街の元締めに気に入られてしまい、二人で用心棒の副業をするはめに。が、それが真の竜魂薬を巡る事件の発端だとは知る由もなく…。
竜女候補として皇都へ向かう蓉華と蒼翔は、途中で蒼翔の叔父が治める烏に立ち寄った。烏王・亥苅は学究肌の青年だが底知れない意図を隠しており、蒼翔は彼を警戒していた。烏の竜娘・蝶麗に竜気対決を挑まれた蓉華は魍魎を追っている最中に、突然竜気が使えなくなり意識を失う。救援に向かった蒼翔は、蓉華たちを保護していた烏の少数民族から、特殊な魍魎を退治してほしいと依頼され…。