著者 : 藤川恵蔵
忍者は今も日本に存在する。そして、日本の治安を陰から守っているのだ── そんな忍者を目指している16歳の少年、影山忍は最終試験の真っ最中。試験内容は、正体が隠して普通の高校を卒業することだった。 最初の一年、クラスで誰よりも目立つことなく過ごせた忍。このままあと二年過ごせば無事合格するはずだったが──やたらと忍に絡んでくる金髪ギャル転校生・白石雪の正体は実は忍者だった! しかも抜け忍である彼女は忍の家に転がり込んできて!? 「今日からこの家に泊めてくれない?」って、それはマズいだろ! 果たして忍は無事高校を卒業できるのか!? 新感覚現代学園忍者ラブコメ、開幕!
都市パノプティコン。四方を山に囲まれた、美しい町。そこで暮らす少年ヴァンは、なんの変哲もない平凡な人生を送っていた。ところが、プラチナに輝く髪を持つ謎の少女・ダイヤと出会ってから、彼の人生は変わり始める。 「ここは監獄。貴方は囚人で私は看守です」 これは、囚人と看守による巨大な監獄都市からの「脱獄」の物語。
学園島タルタロスーーごくまれに異能を持つ者が産まれるようになった現代において、政府がそういった特殊な能力を持つ者たちを管理・教育するために、いくつもの異能学園をまとめて作り上げた巨大な教育施設である。そこに新任教師として赴任した神永カムイは、異能学生の集まる今の学園がいかに荒れているかを目の当たりにする。ただでさえ異能に対応できる教師が少ない上に、異能によるイジメや喧嘩、果ては異能を狙う外部の悪党たちーー荒れ狂う学園を、かつて自らも異能学生として“異能バトル”に明け暮れていたカムイが、学園の問題と真っ向からぶつかり、豪快に力業で解決していくことにーー!
選ばれし勇者のみが扱える神剣ーー聖光剣エクスキャリバーを無事に勇者の下に届け、目的を果たしたかに見えた少年・クロウ。ところが全部で12本あるという神剣の姉妹剣の過半数が所在不明という事実が判明。これでは魔王戦に臨めないということで、聖光剣の精霊・ホリーの導き(という名の脅し)によって残りの神剣を探すことになり…… 〈貴方が私と一緒に探してくれないなら、もう人類には滅びてもらうしかありませんねえ〉 「……俺が姉妹剣を全部見つけるよ……」 そう覚悟を決めたクロウの下へ、姉妹剣を持った暗殺者が訪れーー!?
王立士官学校の卒業を間近に控えたクロウ。ある日彼は、選ばれし勇者にしか扱えない神剣ーー聖光剣エクスキャリバーの声を聞いてしまう! 声の主である聖光剣の精霊・ホリーが言うには、世界を滅ぼす魔王が復活するため、一刻も早く勇者を探して聖光剣を渡さないといけないらしい。クロウは、剣を勇者に届けるというお手軽なお使いだけで世界を救う立役者になれるならと快諾し、勇者を探す旅に出た。ところが問題児のクロウと、性格がハチャメチャなホリーの2人で旅は前途多難! さらに見つけた勇者は、なんと奴隷の幼女でーー!? 一体どうやって連れて帰ろう……? 〈あの子の主を、私を使ってぶった切れば良いんじゃないですか?〉「良くねえよ!」