著者 : 藤本ひとみ
“緋のチェイカー”の処刑執行期日が迫るなか、夢美は鈴影の恋人が誰なのかを思い悩んでいた。そんな彼女に冷泉寺がある提案をするが…!?一方、苛烈な闘いの末、鈴影がついに帰国。しかしそこへ、アクスクーのさらなる魔の手が迫る!!聖宝を取り戻した夢美たちの呪いが解けるとき、最後の決戦の幕が開く。総帥レオンハルトの生き様がここにー“銀薔薇”シリーズ、大感激の最終巻!
六つめの聖宝『風のシルフの聖十字』が見つかった!持ち主は、インドに住む大富豪・クリシュナという人物らしい。富豪という立場上、彼から聖宝を取り戻すのは困難だと予測する鈴影だったが、そのクリシュナからは、とんでもない交換条件が出される。かつてない難題に、鈴影はどう立ち向かうのか!?一方、夢美は、原因不明のときめきに悩まされていて…。運命に抗う“銀薔薇”第7弾!
鈴影への秘めた想いに区切りをつけるため、夏休みを利用して別荘を訪れた冷泉寺。一年前、冷泉寺はそこで大学生の立野至に告白され、また会いにきてほしいと言われていたのだ。しかし訪れてみると、立野の別荘は廃墟となっていて…!?クールな冷泉寺が意外な一面を見せる『真夏の恋の夢』のほか、夢美と宏が怪事件に遭う『封印されたキス』、宏の成長を描く『やさしい銀狼』の3本を収録!
世界に散った聖宝が四つまでそろい、残りはあと三つ。もう少しで呪いが解けるというのに、突然光坂が「銀の薔薇騎士団」を抜けると言い出した。そんな混乱のなか、七聖宝『太陽の指輪』が、世界のセレブが集まるオークションで出品されることに。総帥の威信をかけて、必ず競り落とすと誓う鈴影とともに夢美たちもNYへ向かうが…!?“銀薔薇”史上究極のスリルと冒険!シリーズ第6弾!!
世界に散った七聖宝を集めないと、ピアスの呪いが解けない!そのひとつ「サラマンドラの聖冠」が見つかったとの知らせを受けた「銀の薔薇騎士団」総帥・鈴影は急遽ドイツへ旅立つ。日本に残ったメンバーも後を追ったが、ドイツに着いてみると鈴影が行方不明!いったい彼はどこへ!?-怪奇伝説のある古城で次々と起こる危機。果たして聖冠を取り戻すことはできるのか!?シリーズ第5弾!
光坂の水泳大会の応援にきた夢美は、突然プールの水面に浮かんできた仮面の男を見る。しかも男は、不思議な衣を身にまとっていた。鈴影に相談したところ、どうやらそれは聖宝のひとつ『水のオンディーヌの聖衣』らしい。夢美たちは聖衣を落札したという人物に会いに横浜へ。そこに停泊中の船に乗り込むが…!?豪華船を舞台に巻き起こる事件と謎。友情を通感する“銀薔薇”シリーズ第4弾!
世界に散らばった七聖宝を集めることになった夢美たちの元に、聖宝のひとつ『星影のブレス』が見つかったという情報が!!案内役として現れたのは、美しき霊智の騎士・火狩遼。なんと彼は、夢の中で夢美に凍てつくような口づけをした人物だった!彼はいったい何者なのか…!?聖宝をめぐって絡み合う恋と騎士団の絆ー衝撃の結末に、胸が痛いほど熱くなる“銀薔薇”シリーズ第3弾。
名門ミカエリス家の養子として育てられた鈴影聖樹は、当主かつ秘密結社『銀の薔薇騎士団』の総帥を目指す。優秀な成績と努力、類まれな美しい身体によって、次期当主選抜教練の最終候補に残り、ついに夢が叶うと思ったそのとき。自らの運命を揺るがす陰謀に巻き込まれ…!?17歳で総帥となった鈴影の過去が明かされる!完全書き下ろしでスタートする“銀薔薇”シリーズ、ついに登場。
普通の女子高生、夢美の耳にある日突然くっついた満月色のピアス。実はこれ、夢美のあこがれの留学生・鈴影が総帥を務める『銀の薔薇騎士団』七聖宝のひとつだった!しかもこのピアスには、とんでもない呪いがかけられていて、夢美が“ドキッ”とするたびに大騒動!こんな形であこがれの人とかかわる日が来るなんて…これからいったいどうなるの!?新装版でおくる“銀薔薇”シリーズ。
文化祭を間近に控えたある日、三年生の男子が死んだ。恋を叶えてくれるという伝説のアルテミス像が、彼の頭に落下してきたのだ。被害者はとかく悪い噂のたえない飯田晴彦。現場に居合わせたのが、あたしが秘かに想いを寄せる真駒史貴。警察の取り調べでも一旦は事故に落ち着いたものの、殺人事件の線も捨てがたく…。友達の町子ちゃんなんか、真駒クンが犯人かも、なんて言いだすし…。
あたしが合格したのは、受験日に初めて行って少しもなじめず帰ってきた第三志望の中学だった。おそるおそる登塾してみると、黒木クンたち三人は、声をそろえて、志望校に合格。でも、一人だけ若武の姿が見えない。「あいつ、全部オチたんだ」小塚クンが言った。あたしは息ができなかった。落ち込んでる若武を励ますには、すっごくハデな事件を解決して、世間から注目されるしかないんだけど…。
あたし、立花彩と、超エリート集団“KZ”が開設したリサーチ事務所に、記念すべき初仕事が依頼された。用件は、図書室に置いてある受験雑誌から無断でページを切り取った犯人をさがしてほしいとのこと。さっそく若武を中心に小塚、黒木、上杉クンに仕事を分担し、捜査が始まった。しかし、捜査につれて、事件は深刻さを増し、あたしが解読したある文章には、さらに恐るべき事実が隠されていた…。
あたし、立花彩は、1年前から秀明ゼミっていう進学塾に通ってる。目標は有名私立か国立の附属。でも、あたし、塾の中でも遅れてる方。KZっていう、偏差値70以上のエリート集団にくらべたら、まだまだってとろこかな。それにKZのメンバーはスポーツ万能で、皆すごくカッコイイのよ。でも、ある日、KZの1人に、いきなりナンパされちゃった。なによ、プレイボーイみたいに、最低よっ。
和矢、シャルル、美馬、高柴、冷泉寺、高天、早匂…。数多くのキャラクターの生みの親。大人気シリーズを次々と発表する小説家。そして、アニメ、音楽など、多方面に活躍し、全国にひとみ中毒者を増やしつづける超才女-藤本ひとみ先生。その素顔は…。先生が和矢たちと語り合う「ひとみのモノローグ」を始め、〈銀バラ〉の新作、占いなど盛りだくさん。コバルト初の珠玉エッセイ集。
美馬貴司と同じ屋根の下で暮らす-なんとこれが実現しちゃうのよ。うちのママと美馬の父親が晴れて再婚するの。親友の麻子の手前、山中湖で美馬をフッてしまった私だけど、心の奥では、どうしようもなく彼のことが好き。そんな心を隠して、ふたりでママたちの結婚を成功させようとするのだけど、美馬家は名家中の名家。準備だけでも大変なのに、邪魔だてする人間まで出現して…。
あたし、高見美晴は高校一年生。高すぎる身長が、悩みのタネなの。そんなあたしが一目ぼれしたのが黒崎先輩。でも、ある日あたしの幼なじみが殺されて、刑事が黒崎さんを犯人だと決めつけてしまったの。そんなはずないわ!絶対、真犯人がいるはずよ!
あたし、三井明子、16歳。親友の文恵ちゃんと、『恋風』をやっているの。『恋風』ってのは、恋のキューピッドのこと。そう、告白したいのにできない人たちを、たすけてあげるの。そんなあたしが、ある日、旧校舎でおこった放火殺人事件の犯人として、警察に目をつけられちゃった!実は、あたし、その日の記憶がないんだ。だから、弁解もできないんだよ…。こうなったら、自分で真犯人を捜すっきゃない。
あたし、水沢詩織、16歳。あたしの高校のシンボル“恋天使像”は、誰にも見られずに、その首に手作りの花輪をかければ、恋が実る。-そんな、恋の伝説をもってるの。事件は、ある土曜の午後、おこったの。校庭で、きらわれ者の飯田晴彦が死んじゃって、その凶器が、なんと恋天使像。しかも、第一発見者は、あたしが恋している真駒クンなの!不審な行動をとるカレだけど、あたし信じる。カレの無実を証明するために、真犯人を!