著者 : 藤森フクロウ
「父様はご不在だったよ」グレイルの棺は暴かれていた…ミカエリスにその凶報を伝えるキシュタリアは、怒りに燃えていた。そんな時、宮殿にいたアルベルは、マクシミリアン家の息子・ヴァンの訪問を受けて昏倒してしまう。「次に大きな発作を起こしたら死ぬかもしれない」主治医ヴァニアの診断を受けて動揺を隠せないジュリアス。王配候補・元老会・死の商人と、アルベルに難問が降りかかる最中、ついに稀代の悪女レナリアが表舞台に現れるー!無自覚系天然タラシな悪役令嬢アルベルの一代記、緊迫の第6巻!
愛するお父様の身柄を盾に、マクシミリアン家からの不当な要求を呑んでしまったアルベル。 ラティッチェを守るため、そしてお父様を取り戻すため、必ずマクシミリアン家を排除するーー強い決意を胸に、アルベルは貧民層の救済、王宮魔術師への助力要請と、味方を増やすべく動き出した。 そして……キシュタリア、ミカエリス、ジュリアスを秘密裏に呼び出し、悠然と告げた。 「貴方がたには、わたくしの婚約者になっていただきたいの」 無自覚系天然タラシな悪役令嬢アルベルの一代記、覚悟を決める第5巻!
最期まで自分の幸せを願って逝った父グレイル。突然の別れに意識を失ったアルベルだが、最恐魔王の死、そして王家の証であるサンディスグリーンの瞳を宿す自身の存在は、大小問わず貴族たちの野心を煽り、さらなる混乱を招く火種となっていく。彼女を守るためキシュタリアたちが策を巡らすそんな折、サンディス王国の老王ラウゼスから、同じ色の瞳を持つアルベルへ手紙が届くー。無自覚系天然タラシな悪役令嬢アルベルの一代記、風雲急を告げる第4巻!
『王家の瞳』の持ち主として、祖父であるフォルトゥナ公爵に連れ去られたアルベルティーナ。保護という名目でヴァユ宮の一角に閉じ込められてしまうものの、そこで出会った謎の生物にチャッピーと名付け、寂しくも穏やかな日々を過ごしていた。アルベルを奪還するべく頭を悩ませるキシュタリア、ジュリアス、ミカエリスと時同じくして、遠征中の最恐お父様グレイルも、一刻も早く愛する娘の元に帰ろうと想いを馳せていたがー。完全無欠なお父様の愛で育った無自覚系天然タラシな悪役令嬢アルベルの一代記、待望の第3巻!
娘のことガチLOVEな、最恐お父様の激おこによりルーカス王子とレナリア嬢が断罪され、これまで通りの平和なヒキニート暮らしに戻った私、アルベルティーナ。そんなある日、可愛い妹分のジブリールから、「アルベルお姉様、どうか我がドミトリアス家を、お兄様をお助けください」と懇願されてー。事情を聞いてみたところ、サンディス王家の王女エルメディア殿下にミカエリスが懸想されている模様。ただでさえヒステリックで知られている地雷たっぷりなお相手がミカエリスに御輿入れしたら、私の数少ない親しい方と離れなくてはいけなくなるかもしれない…!王族嫌いのお父様がお許しくださるなら、私、(ヒキニートだけど)協力します!完全無欠なお父様の愛で育った無自覚系天然タラシな悪役令嬢アルベルの一代記、待望の第2巻!
五歳の時に誘拐された事件をきっかけに、自分が悪役令嬢だと気づいた私はー「ああ…っ、アルベルティーナ!お父様がお前をずっと守るからね…!」心配性で、砂糖の蜂蜜漬け並みに甘いお父様のもとに引きこもって、破滅フラグを回避することに決めました!王子も学園も一切関係なし、社交界にも出ずにこっそり前世知識を使いながら籠の中の鳥のように暮らした結果、立派なコミュ障のヒキニートな令嬢に成長!それなのに…。十六歳になって、義弟や従僕、幼馴染たちを学園に送り出してから、なんだかみんなの様子が変わってきて!?WEBで大々人気の作品が、遂に書籍化!完全無欠なお父様の愛で育った、純朴無垢な悪役令嬢アルベルの一代記、堂々開幕!第5回アイリスNEOファンタジー大賞金賞受賞。