著者 : 虎戸リア
クロンダイグ王国崩壊から三ヶ月。【竜王】と対を成す【天魔】の存在と、その正体を知ったアドニスたちは、来たる戦いに向けて急ピッチで準備を進めていた。 各地をあっさり陥落させ、瞬く間に勢力を広げる天魔率いる帝国軍に打ち勝つため、アドニスは残りの竜姫の召喚を決断する。 アドニスは、五人目エアの召喚には成功するも、六人目と七人目の召喚が一筋縄ではいかないことを“竜の魔女”カレッサから伝えられ、竜王の秘密を握っているとされる隣国“白聖国”にむかう。 一方、帝国軍はアドニスの留守を狙ってドラグレイクに急襲を仕掛け、竜姫やグラントたちは応戦するが、その戦いは苛烈を極める。 果たしてアドニスは帝国軍からドラグレイク竜王国、ひいてはこの世界を救うことができるのか。 そして繰り返される“天竜戦争”の真実とはーー!? 今すべてが明らかになる。
クロンダイグ王国の王子アドニスは生まれ持ったスキル【竜王】の使い方が分からず、ついに王国から追放されてしまう。しかし辺境の地で出会った“竜の魔女”により教えられたその真の力は、7人の竜姫を召喚できるというものだった。水を司る水竜、植物を司る木竜ら、人間離れした圧倒的な力を持つ竜姫たちの力を借り、アドニスは規格外の建国を開始する! 母国ではそんなアドニスに対して討伐命令が下されるが、それを迎え撃つ新生竜王国は戦力においても並外れていた。その名はやがて世界に知れ渡ることになる。 しかし、そのあまりに規格外の力を持つ者はこの世界に竜王一人だけなのかーー? アドニスが王都から離れたあと、伝説とされていた魔物の目撃情報が急増。時を同じくして、遥か海の彼方、おとぎ話に出てくる“帝国”の噂がささやかれ始める。果たしてそれは偶然か、それともーー? 7人の竜姫を従えた竜王の伝説が、いま始まる!
魔族の襲撃をなんとか撃退したレド達。その功績によりシースのパーティ【白竜の息吹】は魔族を倒した英雄として称賛されていた。そんな中、依頼をこなしがら過ごしていると路地裏で特徴的な殺され方をされている遺体を発見した。 その遺体を見たリーデは様子がおかしくなり、その日の夜手紙を残して姿を消してしまった・・・そんな状況で新たな魔族や、 古竜などが街にある目的で来ていてーー魔族に古竜と様々な思惑が交錯する冒険ファンタジー第2弾!