著者 : 蜜桃まむ
彼女は夏よりもまぶしく、輝いていたー。幼稚園の頃に海外に引っ越した、幼なじみの少女・榊原叶恋。俺が一人暮らしをすることになった高一の夏、叶恋は十一年ぶりに俺の前に現れた。しかも、彼女はずっと俺のことが好きだったそうで、お嫁さんにしてくださいと言ってくる。突然のことに驚きつつ、俺は叶恋と同棲することになった。そして、日本に戻ってきたら、コスプレがしたかったと語る彼女。俺はそんな叶恋に振り回されながらも、彼女の明るさに彩られた、楽しい一夏の日々を過ごしていく。だが、彼女の帰国の背景には、とある重大な秘密があって…!?幼なじみの少女との、切なくて甘い、きらめく夏の物語ー開幕!
売り出し中のーただし実はメンバーは全員女子高生なーヴィジュアル系バンドRosenkreutzに、ギタリスト空音として加わった俺。そして俺たちはライブ終了後、ひとりの少女から声をかけられる。彼女は羽月の幼なじみで、人気急上昇中のアイドル・メイミだった。羽月と浅からぬ因縁があるらしいメイミから、バンドを抜けて彼女の隣でギターを弾くよう俺は勧誘される。メイミいわく、もし俺がそれを断るなら、羽月が女の子だという秘密をバラすというが…!?「空音のこと、あたしがもっと気持ち良くしてあげるわ」懐かしくあたたかな歌が、絆を曇らせ続けた憂鬱な空に、優しく虹をかけてー。薔薇色の秘密に彩られた学園V系ラブコメ第二弾!
緋萌ー売り出し中のヴィジュアル系バンド、Rosenkreutzのギターボーカルだ。偶然彼と出会った俺は、ふとした流れで緋萌の秘密を知ってしまう。透き通った肌、しなやかなウエスト、桃のようなお尻、揺れる二つの膨らみー。そう、ステージの王子様・緋萌は、実は女の子だったのだ!さらに俺は、彼女が同じ学校で全校生徒の憧れを集める少女・百合園萌々であり、バンドメンバーたちも同じく学園のお嬢様たちだということを知る。そして俺は、彼女たちの夢に協力することになり…!?「わ、わたしにできることなら何でも…する、から…秘密にしてください!」薔薇色の秘密に彩られた学園V系ラブコメが、新たなるシーンの幕を華麗に上げる!
黒須神社から去ったと思われていた神・ククリ媛が真人の前に現れた。彼女はある理由から神力を失っていただけで、ずっと真人や千鳥のことを視ていたという。神力を取り戻し復活したいと願うククリ媛を想い、真人は復活のための祭りを開催することを決意するが、ククリが力を取り戻せば真人は神の力を捨て自分の元を去るのではと千鳥の心は揺れる。祭りの準備を進めていくごとに見えてくる、黒須神社とククリそして千鳥の秘密…。同時に大事な祭りを妨害するかのように現れた謎の影が街を襲う!その正体は、厄神よりもやっかいな生きた人間の念…影の出現とククリ媛の出現に関係はあるのか!?第2回講談社ラノベ文庫新人賞“大賞”作品完結編!
突然神になった真人は巫女の千鳥の力を借り、厄神だったウツロを福の神に変え、桜丘市は平穏な日々を送っていた。ある日、稲森天満の神である朱理が黒須神社に乗り込んできた。「どちらがこの街のマスコットキャラに相応しいか、勝負しろ!」と。単なるキャラ位置争奪戦を挑みに来たのかと思いきや、“ウツロに食べ物を与えると幸せになる”という噂への忠告が目的でもあった。新たな福の神は幸運と同時に、新たな禍も呼び寄せていたのだ。桜丘市の神たちが集まり、この難を回避しようとするが!?禍の影響を受け危険な状態に陥るウツロだが、それは彼女に術をかけた真人たちと街の危機でもあった!第2回講談社ラノベ文庫新人賞“大賞”受賞作第2弾。
ただの高校生だった真人が突然神になっていた。そこに現れた下級生の黒須千鳥は「我が神社の神となってください」と彼に懇願する。千鳥は黒須神社を守る巫女だった。何の取り柄もない自分が力になれるのならばと話を引き受け、神の仕事を始めるのだが…。なんと、神の仕事はポイント制になっていて、貯めれば貯めるほど位が上がっていくシステムだった!どこかの商店かよ!?参拝客のお願い事を叶える仕事から、土地を守る仕事まで。他の神とのいざこざも絶えず、神さまの仕事は意外とハード。そんな中、街に禍をもたらすという疫病神が現れる。倒せば高得点を貰えると燃える千鳥だが、真人は…。第2回講談社ラノベ文庫新人賞“大賞”受賞作。