著者 : 西条せつな
いつだってあなたのことを想っている。ずっとずっと好きだった。もう、ガマンできないの。この気持ち、どうしても伝えたい…。長い長い片思いの末、勇気を出して、ついに告白を決意した3人の女のコ、翼、夕妃、響美の恋の結末は…。『初めての告白』をテーマにした3つの恋の物語を収録。
忘れられない人がいるの。「あゆみの17歳の誕生日にキスするよ」と約束したのに、ブラジルへ引っ越してしまった、幼なじみの理央くん。連絡がとだえて7年になる…。その歳月が、思い出から卒業する決心をつけさせ、あたしはやっと、新しい恋を見つけたんだ。そんなやさき、理央くんそっくりな男の子の存在を知ったの。まぢかに迫った17歳の誕生日を前に、あたしの心は激しくゆらいでいる…。彼は本当に理央くん…。
大好きな親友がいて。5年間思い続けた彼がいて…。幸せすぎたあの夏の日、私たちは無邪気に笑っていたよね。やがて訪れる悲しい運命に、自分たちが引き裂かれていくことも知らずに…。恋愛、友情、そして生命を見つめ続けた感動作。涙なしには読めません。
すごく好きな人がいるの。だけど、自分から告白する勇気はないし…。一度でいいから、好きな人に、告白されてみたい。『好きな人からの告白』、それは、すべての女のコにとっての憧れの瞬間だけど。あたしには、かないっこない遠すぎる夢…。『告白』をテーマにした3つの恋の物語(『さよならの向こう側』『もう一度会いたい』『朝日のなかで微笑んで』)を収録。梓沙、瑞穂、結の3人の女のコの長い長い片思いの結末は…?
あたしの初恋の人は、甲子園ヒーロー、望星学園の水谷さん。もちろん知り合うきっかけさえなくて、あきらめたけど。そのあたしがひょんなことから、望星学園にスカウトされて、初の女子部員として甲子園をめざすことに。なんと、憧れの水谷さんとの出会いが実現したの。あたしは、水谷さんに振り向いてもらいたい一心で頑張って、ベンチ入りメンバーに選ばれた。ところがその直後、思いもしなかった悲劇が立て続けに起こったんだ。
あたし、胡桃沢塁。中3。恋を経験したことのなかったあたしが、生まれて初めて好きになったのは、なんと、甲子園のヒーロー、望星学園の水谷さん。たんなる憧れとは違うの、レッキとした、あたしの初恋だった…。もちろん、知り合うきっかけさえなくって、結局はあきらめちゃったけど…。ところが、ある日、あたしの運命を180度変えてしまう、謎の電話がかかってきたんだ…。そして、奇跡みたいな出会いが、突然やってきたの。
ねぇ、好きってどんな感じなの?親友たちには、みんな好きな人がいるのに。あたしだけ、恋って経験したことがないの。それがいちばんの悩み。男のコから、生まれて初めて告白されたけど、やっぱり心が動かなくって。もう、一生恋なんてできないんじゃないかってあきらめかけてたんだけど…。あたしにも、ついに、電撃的なときめきがやってきたの。でも、あたしが好きになったのは、あまりにも遠い人…、甲子園のヒーローだった。
ある日突然、ウチの同居人になった翔くんは、校内中の女のコの撞れの的。本物のきょうだいみたいに暮らしている彼のこと、実はあたしも、真剣に好き。この気持ち、もう、抑えることができなくて、あたし、ついに彼をデートに誘ったの。彼も、あたしの誘いをすんなり受けてくれて、あたしたち、夢のように楽しい初デートをしたんだけど…。あたしの想いも、やっと届いたって思ったのもつかのま、突然、悲しい運命が襲ってきたの。
ある日突然、あたしの家の同居人になった翔くんは、スポーツ万能、ルックスはモデルばり、おまけに秀才。女のコ人気を独占しちゃう校内一のスーパースター。もちろん、あたしも彼に夢中。少しでも好かれるようにと、奮闘努力シテマス。大好きな男のコとのドキドキの同居生活は、ハッピーな出来事がいっぱいなの…。でも、あたのそんなウカレ気分を冷ますような恐ろしい事件が。嫉妬に狂った眼差しが、あたしの背後に忍びよる。
ある日突然、あたしの家の同居人になった翔くんは、あたしと同い年の17歳。スポーツ万能、ルックスはモデルなみ。おまけに秀才。あたしの通う県立南高に転校してきたその日から、女のコの人気を独占しちゃって、今や、押しも押されぬ校内一のスーパースター。そんな彼との同居生活は、ドキドキの連続で…。あたしのハートも、ただ今翔くんに急降下中。2年ごしの片思いの相手庄島くんと翔くんとの間でゆれる想い、どうしたらいいの。
あたしの彼はエースで4番。甲子園行きをかけた最後の夏がはじまったんだけど、最近、彼の様子がヘンなの。原因は、新しく入った美人マネージャー。すごく積極的に彼にアタックしてるの。このまま彼をとられそうで、あたし、気が気じゃないんだけど…。親友のリカコが、2人のデート現場目撃しちゃって。もうダメかも?2人で甲子園にいこうねって誓ったのに…。やっとつかんだ恋をいまさらあきらめるなんて、絶対にイヤッ。
あたしの彼はエースで4番。彼の夢は、甲子園で大活躍して、プロ野球選手になること。それはあたしの夢でもあるの。世界でいちばん愛してる…。それなのに。ある日突然電話がこなくなったの。やっと彼女になれたのに、どうして?あんなに抱きしめてくれたのに…。あれは、みんな嘘だったの?野球をやめちゃうって、本当なの?信じたくない。このまますべてが終わるなんて。いったい、あなたに何がおこったっていうの?
あたし、早瀬緑。県立城南高校に通う、ごくふつーの16歳。そんなあたしが、甲子園のテレビ中継見てて、大画面に映しだされたピッチャーの男のコのこと、ものすごーく好きんなってしまったの。あたしだって、こんなの初めてだよ。会ったこともない男のコのこと、本気になっちゃうなんて。でも、知りあうきっかけさえないし。泣く泣くあきらめたんだけど-。運命の出会いは、突然やってきて…。