著者 : 西東行
大祭の夜に大祭の夜に
冬至と新月が重なる十九年に一度の特別な夜をむかえるフィリグラーナ王国では、その「冬の大祭」の話題ばかり。祭の火神役に国王直々に指名された軍人ルーザ=ルーザも、舞の練習にはげむ日々を送っていた。一方、迷宮管理庁で暮らすようになった海人の少年ワツレンは、地底湖の調査中に奇妙な剣を発見する。それは、国の運命を左右する和睦の剣だった…。神聖な祭のさなか、ワツレンは魔物に立ち向かう。
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冬至と新月が重なる十九年に一度の特別な夜をむかえるフィリグラーナ王国では、その「冬の大祭」の話題ばかり。祭の火神役に国王直々に指名された軍人ルーザ=ルーザも、舞の練習にはげむ日々を送っていた。一方、迷宮管理庁で暮らすようになった海人の少年ワツレンは、地底湖の調査中に奇妙な剣を発見する。それは、国の運命を左右する和睦の剣だった…。神聖な祭のさなか、ワツレンは魔物に立ち向かう。