著者 : 諸星崇
「ア、ア、アンタの前で脱ぐとかバッカじゃないの!?」ランブレイス闘神学院は“聖剣装束”を装着して戦う“剣姫”を養成する学園である。生徒たちは最強の称号“闘神剣姫”の座を目指し、修行を続けていた。かつて闘神を打倒したと言われる秘剣の継承者シズマは、恩人のため、教官として学院を訪れる。ところが赴任早々、落ちこぼれの剣姫候補生リノア暴走を止めるため行った“聖剣装束”の封印に失敗してしまう。封印解除にはリノアとシズマの接触が必要で、シズマは責任を取るため、リノアの指導教官になる。才能を秘めた少女と秘剣の継承者が出会い、剣姫の誕生物語が開幕する!
アルフェンドラ王国の近衛騎士に選ばれた、勇敢な騎士・セロは、第四王女・シャロンの護衛の任を与えられる。しかし、シャロンは自らの体の中に毒を持ち、触れた相手を殺す『毒姫』と恐れられる存在だったー。一方、王国では、大昔に封印されたフェニックスの不死の力を戦いの道具に利用しようとする者が現れる。その禁忌の力は王国をかつてない恐怖と混乱へと陥れることになりー。悲しき運命に立ち向かう本格ファンタジー開幕!!
「お前たちに問おう。この時代で何を目指すのかを」聖法国セイムローザを救ったキルサスたち“紅女神騎士団”の主要メンバーは、王女セレネを連れて港湾都市ゴルバを訪れていた。物資の調達と散逸した神器の一つ「ミストカーフ」の回収と封印を行う予定だった一行だが、なんと敵対していた“翠玉騎士団”の団長、フィリーチェと再開する。彼女もまた、自身の信念に基づきミストカーフを求めていた。さらに騎士団の軍師、シザリオンにも予期せぬ出会いが訪れ、神器を巡っての駆け引きは加速していく。ファンタジー&タイムリープ戦記、それぞれの選択が試される第二幕!
「どうか私たちの国を、人々を救ってください」ヴァンデール帝国最強を誇る“紅女神騎士団”は仕えていた帝国上層部の陰謀により、過去の世界へと飛ばされてしまう。騎士団の切り込み隊長であるキルサスと若き少女団長ルーシアは、転移先でルーシアの先祖である聖法国セイムローザの姫君セレネと出会い、その優しさに心を動かされて歴史に介入することを決断する。戦乱が巻き起こる直前の時代に置いて、騎士団がどのような戦いを繰り広げていくのか、知るものはまだいなかった。壮大なスケールのファンタジー&タイムリープ戦記がいま幕を開ける!