著者 : 谷裕司
神々が支配する世界で〈上〉(1)神々が支配する世界で〈上〉(1)
ーー我々は、「神々」である。 ある日、世界は神々に支配された。彼らは人問に加護を与える代わりに、神々の力を宿した鎧『神鎧』を纏い、邪神と戦うことを求める。 神々の僕として選ばれた青年・新島荒士は、邪神と戦うために神鎧の使い方を学ぶべく富士アカデミーヘ入学する。 この富士アカデミーで学ぶ候補生は彼以外女性ばかりで、荒士は肩身が狭い生活を強いられることに不安な気持ちを抱く。 だが、そんな些細な不安を抱く日常は、邪神側の戦士である背神兵の襲撃によって突如として打ち砕かれーー。 これは、神々と共存を強いられた青年たちの戦と進化の物語である。
神々が支配する世界で〈下〉(2)神々が支配する世界で〈下〉(2)
ーーでも勝利が常に、幸せな結果になるとは限らない。 神々の加護を受けた世界を守る者、新島荒士。邪神の力を借りて神々の支配に抗う者、古都鷲丞。 神々と邪神、そして荒士と鷲丞ーー双方の対立は解けることなく、戦いは激化していく。戦いの因縁は周囲をも巻き込み、彼らの大切な人へ魔の手が伸びる。 心を力とする鎧を身に纏い、心を刃とする武器を手にし、己の全てを賭け次元狭界ーー最終決戦の地へと向かうふたり。 その戦いの先に待つのは、人類の救済なのか。それともただの虚空なのか。 これは、神々と共存を強いられた青年たちの命と正義の物語である。
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