著者 : 道端さっと
明智少年のこじつけ3明智少年のこじつけ3
「僕は探偵役を引退するよ」泊り旅行から戻ってきた京太郎は静かな口調でそう言った。どうせいつもの冗談だと思っていたんだが、奴は宣言以降、文化祭で配る文集作りも放り出して本当に推理を一切しなくなっちまった。二重ちゃんと文美、乃恵瑠の四人が奴が推理をしたくなる状況をつくってみても何の反応もないし…。お前本当にどうしたんだよ?なんでオレ達に何も話してくれねぇんだ!?その場しのぎのNEO的ミステリー、探偵不在?の第3巻。
明智少年のこじつけ2明智少年のこじつけ2
「見えましたわよ、事件の真相が!」そうのたまったのは、京太郎ではなく金髪のお嬢様、金田乃恵瑠。数日前に転校してきたコイツは、すっかり京太郎たちに馴染んでいつの間にか推理合戦を繰り広げるようになっていた。そんなお嬢様が提案した夏休みの旅行計画。宿泊先は豪華な洋館ーってオイ、これマジで事件が起こってねぇか!?しかもオレたちの子どもの頃と状況が似てるんだが…。その場しのぎのNEO的ミステリー館でナニかが起こる第2巻。
明智少年のこじつけ1明智少年のこじつけ1
幼なじみの明智京太郎は、今日もお決まりの台詞をつきつけるー「小林くん。キミがこの事件の犯人だ!」ってオレを犯人扱いすんのはもうやめろ!おまけに文美は「すごいわ、名推理!」なんて合いの手打つし二重ちゃんに至っては「兄さんをイジめないで」と叫んでドロップキックを繰りだす始末。なぜだ、被害者はオレなのに…。とにかく京太郎、お前はまず証拠をもってこい!第13回えんため大賞優秀賞。
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