著者 : 鈴城敦
とある事件で友達ゼロの俺が入部させられたのは、変人の巣窟「きょうがく部」。こんな部にいたら、さらに友達作りとは無縁になる、と焦る俺だったがー「好きです、俺と付き合ってください」「い、いい、いきなりなに言ってんの、会ってすぐ発情とかあんた下半身に脳みそついてるわけー!?」目つきも言葉も凶悪な、毒舌美少女、“ミニチュア毒花”こと毒嶋緒花と出会った瞬間、俺は雷に撃たれていた。愛のささやきVS罵詈雑言。照れさせるか、心をへし折るかー。これは、一目惚れした毒舌少女に殺されながらも、全身全霊をかけて、恋に落とす戦いの記録である。
“ディセンド”皇国の“十二刃”の一人、オースを倒し、滅亡の危機に瀕したソウガを救った少年・白火。英雄となった彼は、自身の力“変幻流転”を上手く使えなくなったことに悩んでいた。ある日、次なる皇国の襲来に備えるため、ソウガの姫たるグウィンらは豊富な資源を持つ“獣の末裔”タルパとの同盟を計画する。彼らとの交渉は難航したが、タルパの技術に惚れ込んだ白火が自らの技能を示したことで信頼を勝ち取ることに成功する。だが、その帰り道、突如として矢の嵐が降り注ぐ。それは第四刃“射手”のセレネの強襲で、白火は彼女に連れ去られてしまいー?たった一つの力が絶望の運命を打開する!新たなる無双戦記ファンタジー、待望の第二弾!
山奥に引きこもっていた少年・白火の下を“神獣の末裔”たるソウガの姫・グウィンが訪れる。彼女は滅亡の危機に瀕した国を救うために、様々な褒美を提案して助力を請うが白火はことごとく拒絶してしまう。だがー「ソウガの一族に協力し、この地よりカースの魔の手を完全に退けることができたならー妾を好きにしてよい。貴殿の奴隷にしようが、素材にしようが、煮ようが焼こうが構わぬ」彼女自身を対価に契約は成立。敵国の圧倒的兵力に対して白火は“変幻流転”-超常の力を持つ武具を創る力を用いて対抗し、たった一人で戦局を打開していくのだがー?必敗必死を逆転し、新たなる王道を斬り拓く大スケール無双戦記ファンタジー、ここに開幕!