著者 : 鈴木次郎
勇者と魔王が逆異世界転生!?美しき姫騎士アーネリアは仲間たちと煉獄の魔王を追い、現代日本へ転生…。京都を舞台に世界の存亡をかけた戦いが今、始まるーと思いきや、姫騎士は犬に、魔王は小学生に転生していた!アーネリアの仲間たちも好き勝手に日本を満喫し始め、狂戦士はニートになって駄菓子をむさぼり、武闘家はアイドルを目指し、魔術師はバイト三昧。魔王討伐の使命はグダグダに…。「お前たち、勇者の自覚はどこにいった!?わんわんわん!」平成最後のオリジナルアニメ映画「レイドバッカーズ」の前日譚を描く、スニーカー文庫だけの特別なノベライズ。
学校をやめたその日、手に入れた“強制的に事件を終結させる”という『名探偵』のカードにより、マルタ・サギーは現代日本から異郷の街オスタスへと迷い込んだ。無事に「名探偵」としての初めての事件を解決し、オスタスの暮らしにも慣れてきたマルタの事務所に、押しかけ助手のリッツがやって来る。喧嘩しつつも男二人の共同生活を送ることになった彼らのもとに、怪盗ドクトル・バーチの新たな予告状が届いた。早速現場に赴いたマルタだったが、事故に遭ってしまい…!?「ここはどこで…僕は誰だ?」
鷺井丸太は高校を辞めた。理由は、面倒だったから。そんな彼が1枚のカードを手に入れたところから物語は始まった。-『名探偵』。強制的に事件を終結させる力を持つそのカードが原因で、鷺井は霧の街オスタスへと迷い込む。生きていくため、マルタ・サギーと名乗り、オスタスで名探偵稼業を始めた彼の最初の事件の顛末を、ここに記す…。「僕に推理は必要ない。金の粉が現れ消えたら、すでに事件は解決している」傑作異郷探偵活劇、著者による全面改稿と再編集を経て、復刊!
「あー…そっか、もしかして俺しばらく音信不通だった?」『一周間。さすがに死んだかと思うだろ』そんなにたってたっけ。どうりで六月も終わるはずだ。-三嶋は友人の電話に起こされ、寝ぼけたままバスルームへと向かった。ふと、戸口に人の気配がし振り返ろうとした時、首筋にあてられた刃物の感触に全身が凍りついた。「動かないで。動いたら切れるよ」三嶋の前に突然現れた少女マドカ。三嶋の夏はこうして始まったー。第9回電撃ゲーム小説大賞“大賞”受賞作『キーリ』シリーズの著者、書き下ろし長編。