著者 : 鎌池和馬
学園都市から外出許可を得、家族と一緒に海へバカンスに来た上条当麻。そこで彼が見たものは、母親がインデックスで、インデックスが青髪ピアスで、神裂火織がステイルで、ステイルが海のオヤジで、御坂妹がその息子で、御坂美琴が当麻の妹で!?それは、“とある魔術”が原因だった。謎の魔術『御使堕し』が上条当麻を中心に展開したらしいー!?大人気学園アクション第四弾登場。
魔術と超能力を駆使して戦う学園アクション第3弾!真夏の夕暮れ。 補習帰りに自動販売機に金を呑まれた上条当麻。カツッと革靴を鳴らしながら、上条に声をかける御坂美琴。そこに偶然通りかかる美琴にそっくりの御坂妹。何気ない放課後……。これが一方通行と呼ばれる超能力者が起こす殺戮劇の幕開けになるとは、3人はまだ知る由もなかったーー。
「不幸だ…」真夏の夕暮れ。補習帰りにジュースの自動販売機に金を呑まれた上条当麻はそう呟いた。「ちょろっとー。なにやってんの、アンタ?」カツッと革靴を鳴らしながら、御坂美琴は上条に声をかけた。「お姉様?」その後、美琴に顔形そっくりの御坂妹がやってきた。三人の出会い。それが、事件の幕開けだった。一方通行と呼ばれる超能力者が起こす殺戮劇の、幕開けだったー。
「超能力」が“一般科学”として認知された学園都市で、1人の巫女が囚われの身に……。かつての敵・魔術師ステイルとともに救出作戦を決行する高校生・上条当麻の運命は!?魔術師、吸血殺し(ディープブラッド)、禁書目録(インデックス)、そして、上条当麻。すべての線が交差するとき、物語は始まるーー。
「そこ、女の子が捕まってるから」“超能力”が一般科学として認知された学園都市、その「三沢塾」で一人の巫女が囚われの身となった。そして、どうやら首謀者は、魔術側の人間らしい。上条当麻は魔術師ステイルからそう説明され、すなおにうん、と返事をした。「簡単に頷かないで欲しいね。君だって一緒に来るんだから」「…はあぁ!?」真夏の日差しの中、不気味にそびえ立つビルに二人は向かっていく。魔術師、吸血殺し、禁書目録、そして上条当麻。全ての線が交差するとき、物語は始まるー。
「超能力」が“一般科学”として認知された世界ーー。東京西部に位置する人口230万人弱の巨大都市。人口の約8割を学生が占めることから、「学園都市」と呼ばれていた。落第寸前の高校生・当麻は、ある日「魔術(オカルト)」の世界から逃げてきたというシスター姿の少女・インデックスに遭遇。最初は半信半疑だったが、二人の前に本当に魔術師が現れてーー!?