著者 : 長月遥
国王夫妻の不在により、急遽女王の座に就くことになった私ーーエリノア。 そのお披露目の場で 「これよりは妾が貴様らの主となる。喜びに打ち震え、跪け!」 って、前世でプレイしてた乙女ゲームの暴言ばかり吐く悪役女王になっちゃった!! ヒロイン・アリスが現れる前に、攻略対象の帽子屋を味方につけて処刑エンドを回避しようとするけれど……!?
古式ゆかしく育てられ、聖女の中の聖女と称えられるローゼリンデは、内心臆病者で、本音で話せる友もいない孤高(ぼっち)王女。 その本性が、風の神騎士エルハイネにバレてしまった! 「改善しましょう。貴女には“正しく”聖女らしくしていただかないと」 聖女らしくなくても、国を守るために力を貸してほしいーー クセが強〜い騎士たちとの救国ラブファンタジー!!
ようやく元のさやに収まったフローレンスとイスカ。 あとは挙式を迎えるだけだが、式場には花が必須! 粗相はしたくない(涙)と対策を練る一方、ラハ・ラドマを軽視する正教会の聖王が挙式に参加。 兄セリスも参列することから、おそらくここで命を狙われるだろうと予測する。 花粉症姫一世一代の晴れ舞台で、くしゃみと陰謀が巻き起こる!? 涙と鼻水の奮闘活劇最終巻!
大砂漠帝国皇帝の実兄による謀反が発覚! 名義上まだ皇帝の妻であるフローレンスは、病弱設定(@花粉アレルギー)を口実に、護衛役のイスカと兄の領地へ保養に行かされることに。 折しもその日はイスカの誕生日。 帝国のお家事情に巻き込まれながらも二人は束の間の一時を楽しむ。 だがそこに、故国エスカ・トロネアを陥れたい正教会の人間が取引を持ちかけてきて!?
大砂漠帝国の侵攻を見事に止めたフローレンスとイスカ。 二人は思いを伝えあい、ついに結婚のお披露目を……と思ったその矢先。 和平の条件として、フローレンスを嫁がせろと皇帝が言ってきた! 二人に反論の余地すらなく、フローレンスは覚悟を決め、イスカに「一年で皇帝と離縁する」と約束。 だがイスカとしては、ただ待つこともできず、帝国に潜入しようと考え!?
花がない極寒の国のイスカ王子と婚約するも、夏季に入り結局引きこもることになった花粉症姫フローレンス。 そこに、大砂漠帝国が攻めてきたとの報が! しかも前線では兄のセリスが籠城中だという。 イスカと救援に向かうことを決めたフローレンスだが、道中はアレが大蔓延! 仕方なくヴェールで顔を隠すのだが!? 「俺にも、見せてはくれないのか?」絶対無理です第3弾!
アレルギー体質のため花が少ないラハ・ラドマ国、イスカ王子の元に嫁いだフローレンス。 そこに彼の弟セクトが帰国。しかも弟は、ラハ・ラドマ建国時から深い因縁のある正教会の聖職者を連れていた。 胡散臭い聖職者の動向に疑念を抱くフローレンスだが、彼の存在が兄弟喧嘩を巻き起こし!? (おかしい……。残念体質が微妙に役立ってる気がす……) 花粉症姫大奮闘続編!
『花冠の王国』と称される大国エスカ・トロネアの王女フローレンスは、重度の花アレルギー! 常にくしゃみ鼻水が止まらず、淑女にあるまじき鼻の下(以下略)。そんな彼女に、人生の転機が!! 北の辺境国ラハ・ラドマ、イスカ王子との婚姻話だ。アレルギーが出ない不毛の地こそ我が楽園☆と浮かれるフローレンスだが、イスカにとってはなぜ大国の姫がと不審でしかなく!? 打算から始まった結婚生活に、未来はあるのかーー!? えんため大賞奨励賞作!