著者 : 隼優紀
Pulp(3)Pulp(3)
街にはびこる麻薬組織の黒幕はなんと市長だった。度重なる裏切りに憤る魁や球らに対し、敵は“実験”という名の殺戮ゲームの開始を告げる。否応なしに闘争へと巻き込まれ、己の身を守る術を身に着けながらも、彼我の力の差に無力感に苛まれていく嬢。そして、事件は李と名乗る青年が現れたことにより急転していくー!互いの心の痛みと血とに惹かれあう嬢と彰の生きる世界は交わるのか?愛と狂気と暴力のセンチメンタル・ストーリーついに終幕。
Pulp(2)Pulp(2)
人が死に、家を喪い、ただ一人の肉親の父とただ一人の友達であったはずの小夏が失踪してから一ヶ月。魁の家に身を寄せる嬢は、日常と非日常の狭間で、彰らとともに襲い来る異常と戦う力を求めながらも、手放した平凡な生活への未練も感じていた。事件の真相を追う中で、かつての麻薬撲滅組織の生存者とされる人物と出会い、さらに何者かによる襲撃を受け、嬢はついにその手に銃を取るー!愛と狂気と暴力のセンチメンタル・ストーリー第二幕、開演。
Pulp(1)Pulp(1)
父親の暴力、自傷する悪癖、退屈な日常、ザラついた毎日ー。リストカットで生を実感する少女・嬢は、ある晩通り魔に襲われたところを一人の美少年に助けられる。闇に煌く日本刀。少年の冷たい眼差し。恐怖しながらも強烈に惹かれるものを感じた嬢は、彼ならきっとこんな世界から自分を連れ出してくれると確信するのだが…!!不器用に己の生を模索する少女と、異常を生きる少年の出会い、そしてー。愛と狂気と暴力のセンチメンタルストーリー。
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