著者 : 雨木シュウスケ
「僕たちが生き残るために、勝つんだ」新たな人工知能・タラリアを放ち、ユイオンを追い詰める『C.R.O.W.N.』運営に対し、レウスは最後まで戦い抜くことを誓う。その覚悟を受けて、勝負を諦めていたユイオンは捨て身の作戦を決意するー。事態が急展開する中、レウスの正体を知ったアルテナもまた、自分の想いに決着をつけるべく、レウスとの再戦のために戦場に降り立つ。運営の最終兵器・タラリア、レウス率いる魔軍、アルテナ率いる人軍が入り乱れ、『C.R.O.W.N.』という、自分の居場所をかけた決戦がついに幕を開ける!
アルテナの移籍をかけたノイジー義勇騎士団とのダンジョン攻略レースの最中、レウスたちはユイオンを狙う組織の罠によって、ダンジョンに閉じ込められてしまう。人質となったアルテナたちの命を救うため、レウスとユイオンは『C.R.O.W.N.』の中枢部・情報の迷宮に潜入する。しかしそこは触れただけで侵入者を即死させるエネミーの大群がいる超高難度ダンジョンだった。限られた時間の中ーユイオンは人工知能として、大きな選択を迫られる!
獣人街で絶賛ヒキニート生活中の元・黒騎士クロウは、ある日アシュリーにビンタを食らう。どうやら大事な約束をすっぽかしたらしい。さらにそこへかつての部下、四魔将のイングリッドが現れる。暗殺を得意とする彼女もまた、クロウが守らない約束があり、それを理由に殺しに来たのだという。クロウに本気になれと迫るイングリッド。そんな中、パスティアが持ってきた猿退治の仕事に嫌々ながら向かうクロウたち。ミアルは鼻息荒く闇商人へ復讐を企てるが、イングリッドが次々と絡んできて…!?『約束なんて知ったことか、なぜならおれはクズだからな』最強騎士のスローライフ・ファンタジー、本気でだらける第3巻!
『だりぃ〜〜』獣人街でヒキニート生活を送る元・黒騎士クロウは、ジェダに嫌々行かされた大森林へのおつかいで、かつての部下シャリリンと再会する。美少女ゾンビであるシャリリンとクロウの親密な様子に、犬鳴亭の女性陣は驚くが…?レイニアの幸せを願うがゆえに暴走するルーミィは、次なる計画のためにクロウへ夜這いを!?そしてレイニアは、誤って食べた酔夢の実で女王に覚醒!?アシュリーはクロウを誘って出会い茶屋でお泊まり寸前に?パスティアの魔物退治の案内をすると、ダンジョン攻略をすることになり!?『おれは引く手数多のヒモなんだ』最強騎士のスローライフ・ファンタジー、怠楕に頑張る第2巻!
たかがゲームかもしれない。だけど少年にとってそこは間違いなく現実だった。VRMMO『C.R.O.W.N.』のβテストにて伝説的プレイヤーだった少年は、仲間だった少女、アルテナの裏切りにより、全てを失いアカウントを凍結されてしまう。『君は人の身を捨てなければならない』少年は、謎のメールによって再びゲーム世界に舞い戻る。人ではなく敵である魔軍のリザードマン・レウスとしてー。魔軍唯一のプレイヤーキャラとなったレウスの圧倒的な活躍は人と魔物、両軍から特別扱いをされていきー。英雄となった少女を前に、魔物となった少年が導き出す答えとは。MMOリベンジバトルファンタジー!
「おれ、綾姉のことが好きだから!」遼平がある日、友人の姉・綾音にそう告白したとき、世界は変わったー。遼平の胸を貫く、綾音の手から伸びた刃。加えて次に彼が目にしたのは、制服姿の綾音と、眼前に立つ巨大な化け物だった。実は、綾音は魔女であり、遼平は彼女を守るシュヴァリエとして、近代魔女同士の決闘ーサバトマリナを戦い抜くことになったのだ!ひとまず戦いを終えた遼平は、綾音とともに学園に通うことになる。だが、魔女やサバトマリナといった存在以外にも、世界へのいろいろな違和感が拭えない遼平。そして、まるで覚めない夢のようなこの世界に遼平を閉じこめているのは、綾音以外に考えられず…!?
最強の黒騎士、ヒモクズヒキニートになる!?とある獣人街の食堂でだらだらする若きヒキニート。彼は十代にして皇帝の後継者と目され、謹厳実直だった黒騎士クロウ。『おれは、もう働かない』陥落した帝都から姫のレイニアを連れて脱出した時、ふと働くことをやめる決意をしたのだった。だがそんな自堕落まっしぐらのクロウを周りが放っておかない。黒騎士ファンの獣人少女や、追いかけて来た元メイド、ライバルの女騎士までもが獣人街に現れ、クロウをあれこれと労働へと駆り立てる!?さらには帝国の再興を企てる者たちが現れてー『チョーめんどくせぇ』クロウは正真正銘のヒキニートになれるのか?最強騎士のスローライフ・ファンタジー、開幕!
グリモアコートー日本で誕生した、西洋の魔女から独立した存在である大和魔女のみが着用することができる最高峰の万能魔法具だ。常夜坂女学院は、大和魔女の素質がある少女が集まる学院である。眩星織音は、とある目的のため、この学院に男であることを隠して入学することになった。だが、ともに入学するはずだった姉の綾音が、急遽来られなくなってしまう。女生徒たちの中で、時には女子の制服を着て日常生活を送り、時には黒衣のグリモアコートに身を包んで調査を行う織音。しかし、クラスメートの少女・千輪環に、男であることがバレてしまう。幸い、環の協力を得られることになった織音は、学年で一番の大和魔女・若宮の座を目指すが…!?
文化祭で喫茶店をやることになった僕たち。僕と七曲が雑用係として準備に明け暮れていると、突然、僕は七曲と一緒に、停止した学園に閉じこめられてしまう。襲い来る“パラスラート”たちからはなんとか逃れた僕たちだけど、今度は七曲の様子がおかしい。まるで僕は七曲に呑み込まれてしまいそうで、二人の距離が、近づいてーと、そこに陸車が現れた。彼女によれば、一層結界は人類最大の危機を迎えているらしい。僕は七曲とともに、最終決戦のために一層結界へと向かうが…!?雨木シュウスケ×硯が贈る学園×青春×バトルストーリー、クライマックスの第四弾!
気づいたら、見知らぬ天井を見上げていたー。そう、ある日突然、僕はさらわれていたのだ。しかも、七曲とふたりきりで。どうやらそれは七曲母による困った気遣いらしい。その中で僕は、七曲の手料理を食べたり、お風呂を覗いてしまったりと、彼女の新しい一面を見ることになる。そして日常は戻るが、さらに事件は続く。いつもの廃工場が消え、代わりに謎の古城が現れたのだ。その城は七曲が作り出した、彼女のための場所のようで。僕は陸車に背中を押されて、城の中に七曲をたすけに行くが…!?雨木シュウスケ×硯が贈る、学園×青春×バトルストーリー第三弾!
陸車の事件解決から一ヵ月。七曲は相変わらず寝癖っぽい髪と、寝不足気味の顔のままでー遅刻していた。何事もない日々の連続。シーカーズとかいう、世界を救うと主張する変なギルドが現れたりしつつも、そんな連続がこれからも続く…なんとなくそう信じていたときに、僕たちに小さな変化が起きた。七曲がー学校に来なくなってしまったのだ。そしてさらに、変な少女が僕の前に現れる。どうやら彼女は陸車のことを探しているらしく、僕の家に居座ることになってしまい…!?雨木シュウスケ×硯が贈る、学園×青春×バトルストーリー第二弾!
この星にはちょっとした秘密がある。“ミラー”と呼ばれる、『あちら側』の世界ー僕たちが生きている星とは少し違う世界で、僕たちは“マスクド”という能力者として、怪物たちと戦っている。なぜなら倒した怪物に応じたポイントで、現実の願いを叶えてもらうことができるからだ。とはいえそんなゲームじみた戦いに少し飽きてしまいつつあった僕だけど、ここしばらく、大型の怪物にたった一人きりで挑み続ける“フードファイター”と呼ばれる“マスクド”の存在が少し気になっている。そんなある日、彼女の正体が、いつも無愛想なクラスメートの少女・七曲ナナミだと知ってしまい…!?雨木シュウスケ最新作の、学園×青春×バトルストーリー!
“新土歴”-自律型移動都市が歩みを止めた時代の物語。大広域情報誌「ワールド・タイムズ」の記者ミィフィ・ロッテンが記す“槍殻都市”グレンダンの現在!リーリン、クララ、アルシェイラたちの新たな日常を追跡した密着レポート!自律型移動都市という揺りかごを失った人類に襲いかかる“検索者”たち。存在理由、目的ともに謎の敵に立ち向かう国連軍の高位武芸者ニーナ・アントーク。ひとり戦いを続けるニーナの前に現れた、とてつもない剄力を持つ者。それはー「隊長、どういう状況ですか?」「変わらないな、お前は」最終決戦後の世界を描く「鋼殻のレギオス」真の完結巻!!
世界を蝕む敵の前に絶望的な戦いを続けている人類。通常兵器を無効化する敵に対抗できるのは“機士”-世界に選ばれし数少ない戦士たちだけだった。故郷を奪われた兄弟イオとラウ。機士適性があったふたりは人類の希望となったのだがー戦闘時間最長記録の保持者である“最弱”機士、イオ。仲間を駒として扱い、ただ復讐のために戦う“最強”機士、ラウ。「わかれよ兄貴。仲良しこよしじゃやっていけないんだよ」「僕が機士になったのは…もう、なにも失わないためだ!」兄弟の想いが再び交差するとき、戦場に新たな希望が生まれる!相剋と共鳴の戦闘記録ファンタジーー記録、開始!
世界を焼きつくさんとする炎の獣が降臨した。汚染物質を糧に無尽蔵ともいえる力をふるう獣を前に、たったひとりで立ち向かおうとする人影があった。電子精霊をその身に宿し、炎の獣を倒すことを己の運命と心に決めた少女、ニーナの姿が。一方、ニーナとともに獣に立ち向かうことを望む第十七小隊のメンバーたちーフェリ、シャーニッド、そしてハーレイ。彼らの想いを受け、レイフォンは荒野を疾走る。「隊長が命を捨てる必要なんてないんです。それを止められるならば、僕たちは命をかけられる!」強すぎた少年が自ら選んだ戦い、ついにクライマックス!
自律型移動都市が揺れる。世界を滅ぼす音が鳴り響く。ナノセルロイド・マザーI・レヴァンティンとの死闘を続けるレイフォンたち。しかし、力の衰えをしらぬレヴァンティンの前に、徐々に追い詰められていく。その時、鍛え直した新たな天剣がレイフォンの前に差し出される。「これで戦って、レイフォン」リーリンのその言葉に、レイフォンはー!?一方、新たな力を得たニーナもまたグレンダンに姿を現す。月の崩壊によって現れたものと戦う為に。自律型移動都市の命運を懸けた戦いは、最終決戦へー。
王宮を覆い尽くす燃え盛るような剄の煌めき。天を突き焦がす剄が侵入者を威嚇する。この日のために槍殻都市があった。この日のために、全ての武芸者、全ての天剣授受者が存在した。「退け。絶対に通さない」。ハイア、クラリーベルを加えた12の天剣たちの絶技が戦場を蹂躙する。しかし、グレンダンに降り立った災厄の前に、一人、また一人と倒れていく天剣たち。絶体絶命の、その時ー。「戦う理由が、僕にはあります」全てを賭けた戦いの行方が、“強すぎた少年”の手に託される。
彼女は美人だ。それもとびきりの。あのフェリ・ロスを抑え本年度のミス・ツェルニに選ばれてしまうかもしれないくらいの。だけど彼女はちょっぴりーいやとても、変わってる。学園都市ツェルニの話題をさらう彼女。メイシェンのケーキ屋で働いていて、入学後告白された人数すでに推定7人。彼女曰く、「告白された全ての男性とお付き合いをしているつもりです」つまり七股。「しかしながら、恋愛に関する嗜好書を読んでみても、恋愛感情というものが理解できません」つまり、変人。ツェルニ一ズレた、彼女の隠された秘密とは!?-。
(今夜、デルボネの遺産、その最奥部に挑戦する)グレンダンが誇る念威繰者だったデルボネ。その強大な遺産を受け取ろうとするフェリだが、それは、大きな危険を孕むものでもあった。レイフォンのために、危険を承知で遺産を受け取ろうとするフェリ。一方レイフォンは、ニーナとクラリーベルと行った訓練試合を通し、己の中で何かがふっきれるのを感じる。一歩を踏みだそうとするレイフォン。メイシェンは、そんなレイフォンに不安を覚える。レイフォンが、フェリに向ける眼差しにも。「わたしは、レイとんが…レイとんのことが…」止まらない運命と想いが行き着く先はー。