著者 : 青月まどか
竜宮輝夜記 天よ望めよ、恋の久遠(3)竜宮輝夜記 天よ望めよ、恋の久遠(3)
半神半人たる四竜の掌中の珠である紗良に、流罪が宣告される。それは朝廷の思惑によるものだった。由衣王たちは利権争いに紗良を巻き込む人間を守護する意義を見失い、世は荒れていく。そうなって人々は、紗良に懇願した。竜を、世界を鎮めてくれと。人と竜、その狭間で彼女は静かに微笑む。するべきはひとつ、「ただ竜を愛する」ことだと。宿命の少女と竜が織りなす和風ファンタジー恋絵巻、紗良が最後に手にするものはー。
竜宮輝夜記 染まれ君よと、恋に舞う(2)竜宮輝夜記 染まれ君よと、恋に舞う(2)
神竜を統べる女王・斎花となった紗良。由衣王たち四竜は彼女を大事に、己の領域に隠していた。そんな中、東宮・槇成親王が現れる。彼は紗良に斎花の務め、国に絶対必要なある秘儀を行って欲しいと言うが、四竜たちは紗良にそれを許さない。由衣王は紗良に告げる。「お前は竜のもの。余所見をせず、恋も恐れも、何もかも捧げろ」-竜とともに生きたいと願う少女と、人の守護を背負う竜が織りなす和風ファンタジー恋絵巻!
竜宮輝夜記 時めきたるは、月の竜王竜宮輝夜記 時めきたるは、月の竜王
神竜が禍神から国を護る『右記ノ國』。竜の姿で猛り、人の姿ではこの上なく美しい神竜の世話係は、栄誉だが過酷で、人々は選ばれることに怯えている。だが、新しく召し上げられた紗良は違った。彼女は黒竜・由衣王ら四竜の側にはべり、彼らの悲しみや不器用な気遣いーその心を知り、ある願いを抱く。「つむじ曲がりな心優しい竜の君、あなたのそばで、生きたい」運命の少女と孤独な竜が織りなす、和風ファンタジー恋絵巻!
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