著者 : 飛田甲
「未来視」能力を持つ優希と、バリバリの科学信奉者、真也の通う高校に狐の呪いを呼ぶという「不幸の手紙」が流行りだした。同じ頃、夏の鎮守祭を調べ始めた赤城と、民俗研の後輩涼子は、その縁起に「狐の祟り」が関係していることを知る。しだいに学校中に広がる「不幸の手紙」。続出する怪しい出来事。手紙と鎮守祭に共通する「狐の呪い」とは何なのか?そして少女の「未来視」能力が示唆した思いもよらない真実とはー。青春ラブ・ミステリー第2弾。
峰岸高校に通う真田真也は、心霊現象を信じないバリバリの科学信奉者。そんな彼が、廃屋の幽霊調査でなんと美少女の「幽霊」に遭遇!?妄想だと思いこむ真也の自宅にまで押し掛けてきた「彼女」は、妹に「ユウちゃん」と名付けられいつの間にか同居することに。しかし、生前の記憶を持たないユウの「私、殺されたんです」の一言に、真也は彼女の過去を調べはじめるのだがー。えんため出身作家が贈る少年と幽霊のハートせつない青春ラブ・ミステリー。
二三世紀の太陽系。小惑星帯に設立されたアポロ第一総合学園高校に通うシマモトシンゴは、転校生のシンシアに一目惚れをする。天から舞い降りてきたような美少女との出会いに浮き足立つシンゴであったが、そのとき、学園は謎のテロリスト集団の標的となっていた…!第二回えんため大賞佳作受賞者の受賞後第一作が早くも登場。太陽系をまたにかけた、ボーイミーツガールストーリー。
言霊を力とする理唱界、科学文明を力とする地球ー二つの世界が通じて数年。共栄学園高校一年生の坂本祐司は、元気者の科学部部長兵藤駿兵に引きずられ、科学部・理法部合同での理唱界実地調査に参加する。日常とは異なる理唱界へ向かう祐司の行く手には、両世界のカオスから生まれた、謎の美少女が待ちかまえていた。第2回ファミ通エンタテインメント大賞小説部門佳作受賞作が満を持して登場。