著者 : 香坂マト
激動のランク査定を経て、ひとときの平穏を取り戻すイフールカウンター。しかしアリナをはじめ歴戦の受付嬢たちは知っていた……これが嵐の前の静けさに過ぎないことをーー!!! ギルド本部に新たなカウンターを併設するーーそれは多忙な現カウンターに安らぎをもたらす福音であると同時に、利便性が良く冒険者が殺到する超多忙な“生贄カウンター”の誕生を意味していた。 もしオープニングスタッフに選ばれようものなら=死! 誰もが人事に目を付けられまいと必死に普段通り振る舞う中、アリナの弟・アシュリーがインターン生として現れる非日常イベントが勃発しーー?? 受付嬢がボスと残業を駆逐する異世界コメディ第8弾!!
長期休暇を終えて通常業務に戻ったアリナ。帰省先ではひと騒動あったし、これでようやく平穏な日常にーー戻るなんてことはもちろん、あるはずもなく……。 「今年からランク査定をクエストカウンターでも受け付けることとなりました」 受付担当は重鎧装備が必須! 応対窓口は対属性強化ガラスで防御! 年に一度、荒くれ冒険者「全員」のランクを見直す激ヤバ業務が頭の上に降って来た!? でも大丈夫。アリナには残業を手助けしてくれる、ジェイドという存在が……。 「……俺、今回は残業手伝えないんだ」 受付嬢がボスと残業を駆逐する異世界コメディ第7弾!!
社会人にとって癒しのひと時である長期休暇ーを目前に控えてうきうきなアリナのもとへ、ギルド本部から5つの封書が届く。内容はいずれも同じく「新ダンジョン発見のお知らせ」。ひとつ発見されただけでさえ莫大な残業と休日出勤をもたらす新ダンジョンが、五つ、同時に、見つかっただと…!?(絶望)長期休暇の存亡を揺るがす非常事態に、アリナは急ピッチでダンジョンの処分を進めることに。猛り狂う大鎚によって次々とボスが粉砕されていく中、最後の1匹が待つボス部屋に殴りこんだアリナを待っていたのはボスではなくー?「…処…刑、人…?」受付嬢がボスと残業を駆逐する異世界コメディ第6弾!!
『リーティアン』、それは誰もが憧れ願う夢のリゾート地ーそして、今年のイフールカウンター職員旅行の目的地!!幹事となったアリナの血の滲むような努力と節約とサビ残の果てに、予算内で実現させた一泊二日の旅行。楽しい楽しい一日目を終え、あとは翌日の帰路を残すのみ。満足感に包まれながら宿のベッドにダイブしたアリナだったが、目を覚ますと再び旅行一日目が始まって…??ループして終わらない職員旅行、このままでは永遠におうちへ帰れない!?せっかくの楽しい旅を台無しにされ怒り心頭のアリナは、その大鎚をぶち込む相手を探すも、それは意外な人物でー。
四年に一度の「闘技大会」。その担当となった受付嬢には壮絶な地獄の業務が待ち受ける!!当然のごとく担当になったアリナはカウンターで保管されていた優勝賞品…貴重で、高価で、普通の力ではまず壊せない(←ココ重要)「純遺物」の像についつい八つ当たりしてしまう。その結果ー像の、首が、ポロリ!!!!責任問題!?高額賠償!?いやいや何より恐ろしいのは「純遺物を壊せる者がただの受付嬢であるはずない」という事実に気づかれてしまうこと!!かくなる上は接着剤で誤魔化せてる内に、アリナ自身が闘技大会へ出場して優勝賞品をゲットするしかないー!!
今宵も受付嬢アリナは処刑人に扮し、攻略が進まない迷宮のボス(と壁)を粉砕していた。なぜか?それは残業を回避し、受付嬢の新人研修に参加するため!!有望な業務改善案を出した受付嬢に、「お誕生日休暇」が与えられる…突如として降って湧いたこの話に、しかしアリナは何のアイディアも出せずにいた。毎年、なぜか忙殺される誕生日。今年こそ家でゆっくりすごしたい(涙)!!悩むアリナの耳に、今年の新人研修には伝説の受付嬢が講師として参加するという情報が舞い込んで…!?かわいい受付嬢がボスと残業を駆逐する大人気シリーズ第3弾!!
イフールの町では年に一度“百年祭”というお祭りが開催される。しかし受付嬢3年目のアリナは、去年も一昨年も残業のため祭りに参加できていなかった!今年こそは憧れの百年祭を満喫する…そのためにも当日は絶対に定時死守!!固く誓ったアリナだったが、祭りを数日後に控えたある日、受付嬢のカウンターには大挙して押し寄せる冒険者の姿が!?「クリアすれば神域スキルが得られる」という裏クエストの存在…そんなデマを真に受けた冒険者達のせいで、アリナの百年祭参加は危機的な状況に!!じゃあどうする?→デマ発生源を叩き潰す!!かわいい受付嬢がボスと残業を駆逐する大人気シリーズ第2弾!!
内勤だから安全、公務だから超安定!理想の職業「ギルドの受付嬢」となったアリナを待っていたのは、理想とは程遠い残業三昧の日々だった。すべてはダンジョンの攻略が滞っているせい!限界を迎えたアリナは隠し持つ一級冒険者ライセンスと銀に輝く大鎚を手に、自らボス討伐に向かうーそう、何を隠そう彼女こそ、行き詰ったダンジョンに現れ、単身ボスを倒していくと巷で噂される正体不明の凄腕冒険者「処刑人」なのだ…!でもそれは絶対にヒミツ。なぜなら受付嬢は「副業禁止」だからだ!!!!それなのに、ボス討伐の際に居合わせたギルド最強の盾役に正体がバレてしまいー??第27回電撃小説大賞“金賞”受賞。