著者 : 駱駝
うちの高校にはラブコメ主人公のような奴がいる。パッとしないのに、なぜだか美少女からモテまくるとんでもない男だ。 そんな男のラブコメに、俺は殺された。やってもいない罪を裁かれ、全てを失い、自ら命を断ったんだ。--だけど、奇跡が起きた。気がつけば俺は二年前の、高校一年の入学式の朝に戻っていた。 奇跡的に得られた二度目の人生、今度こそラブコメにはーー。 「石井和希君、愛しています。結婚しましょう」 なんで!? 主人公の幼馴染かつド本命の女、氷高命が俺に告白を!!?? クラスでは『氷の女帝』なのに、なぜか俺にだけはグイグイきて……! ちょっと待て、お前が好きなのは俺じゃないだろ!?
「鳳エマ。俺は君を愛している。だから、俺の恋人になってくれ」 そうして私、鳳エマは久溜間道シノと、本当の意味で恋人になった。 ……なんてことは全然なく、相変わらず私達は『偽物の恋人』のまま。変わったのは、私も光郷グループの諜報員になったこと。でもシノは私を全然頼ってくれない。私だって、シノの役に立ちたいのに……。 「ねぇ、エマさん。私達で頑張ってみない?」 そんな時にチヨちゃんからもらった提案。光郷家を狙った暗殺計画を掴んだけど、それがシノを狙った罠かもしれないから調べたいって。 チヨちゃんありがとう! 二人で暗殺計画の真偽を確かめて、私達だってシノやみんなの力になれるってことを証明してやるんだから!
「私、シノが好き!これからは、恋人としてそばにいたい!」こうしてごく平凡な男子高校生である俺、久溜間道シノと、学校一の美少女と名高い鳳エマは恋人となった。…信じられるか?あの鳳エマだぞ?イギリスからやってきた、ユーモアと愛嬌に溢れる完璧な美少女。まさに高嶺の花だ。本当に俺がただ、平凡な人間だったならー。『シノなんて操り人形にして、ぜ〜んぶ奪い取ってやるんだから!』俺には世界的大企業『光郷グループ』の莫大な遺産が相続される。彼女はその遺産目当てで俺に近づいたのだろう。グループに仇なす者は全て排除する。エマ、利用するのは俺のほうだ。君を操り人形にして、徹底的に利用してやろうか。クックック…。
「『HY:RAIN』が勝ったら…日生直輝に『TINGS』のマネージャーをやめてもらう」紅葉と雪音のメンバー復帰も束の間、『TINGS』と様々な因縁を持つ『HY:RAIN』とのダンス・歌唱力・総合力の三本勝負が行われることに。その舞台はアイドルライブの聖地、中野サンプラザ!!来る勝負の日に向け、意気込む面々の中、明らかに普段と様子が違ったメンバーが一人ー伊藤紅葉。「私、ダンス勝負出たくない…」絞り出すような声で告げた少女の、その真意とは?さらにこの勝負には、直輝の脱退とは別となる、もう一つの驚くべき条件も交わされていて…!?『俺好き』の駱駝とブリキが贈る、極上のアイドルエンタメ、第3弾!眩い光に全てが包まれていく中…僕は嘘をついた。
「『TiNgS』の本当のグループ名は、『TINGS』。そして残る二人のメンバーは…伊藤紅葉と祇園寺雪音だ」マネージャーとして杏夏、春、理王と絆を深める中、膨らみ続けていた違和感の正体に辿り着いた直輝。そんな状況を見透かしたかのように、従姉であり社長の優希は、直輝を静かに促す。「君が次にすべきことは分かっているね?」それは、紅葉と雪音をメンバーに戻し、彼女達を本来の姿にすること。だが、「春、私様と勝負をしろ」なぜか事態は雪音と春が対決することになってしまいー?『俺好き』の駱駝とブリキが贈る、極上のアイドルエンタメ、第2弾!「ねえ、春。君ってさ…一度も、本気を出してないでしょ?」
バイバイ『俺好き』ワールド。ふたりのラブコメ、此処に完結。駱駝×ブリキが贈る大人気ラブコメディTHEファイナル!アニメ『俺好き』BD/DVD特典SSから厳選されたエピソードも加筆掲載!
中々ファンが増えないアイドルユニット『TiNgS』の春・杏夏・理王のために事務所が用意したのは最強マネージャー、日生直輝。だが、実際に現れた彼はまるでやる気がなく…?少女達が目指す絶対アイドルへの物語、此処に開幕!
俺、ジョーロこと如月雨露が高校二年生に経験した出来事は、奇想天外の連続。二人の美少女からの勘違い恋愛相談に始まり、なんちゃって三股記事の配布、串カツ屋と焼鳥屋の謎の聖戦、紡いできた大切な三つの絆の破壊ーそして訪れた史上最大の難問。クリスマスに、姿を消した三色院董子。なんだが…『ジョーロ君。私はあそこで貴方を待っているわ。もちろんどこかは分かるわよね?』まじ、あいつ何なの!?探してほしいなら、隠れないでもらえますぅ〜!?そもそも俺告白してオッケーもらったじゃん!もう、後はチュッチュモミモミしかないと思うじゃん!ガッデム!こうなりゃ絶対大晦日までに三色院董子と、てめぇが抱えた答えを見つけ出す!だからさ、見つけたらこれだけは言わせてくれよ、パンジー。…俺を好きなのはお前だけかよ。
「ジョーロ君はパンジーの恋人になった。だから、こうして私がここに来たのよ」クリスマス・イヴ当日。待ち合わせの場所に現われたのはパンジーじゃなく、中学校時代のクラスメイトである虹彩寺菫、通称『菫(ビオラ)』。何が何だか全く状況を飲み込めない俺をよそに、ちゃっかりデートを堪能しやがるビオラ。しかも、大晦日の日まで付き合えだと?…ってアイツと同じで、お前も大晦日が誕生日なんかい!…そうだよ、アイツだよ。俺の恋人の三色院菫子はどこいる?連絡は取れず、ひまわりたちやサンちゃんもはぐらかすばかり。それでもてめぇを見つけてやる。やると決めたらやるーそれが俺のモットーだ。え、コイツがヒントってマジ…!?
ー終業式。二学期の終わりを生徒達に告げ冬休みが始まる日。だけど…『あたしの場所でジョーロと話したい!』『ジョーロ君、あそこで貴方を待っているわ。もちろんどこかは分かるわよね?』『ジョーロ、かくれんぼだよ!わたしのこと、ちゃんと見つけてね!』『ジョーロ君、来てくれると信じているよ』サザンカ、パンジー、ひまわり、コスモスの4人の少女が待つ場所へ、俺はこれから向かわなくてはならない。約束を果たすため、自分の本当の気持ちを伝えるために。たとえどんな結果になろうとも。-つうわけで、俺の人生のクライマックス(?)、とくとご覧あれ!!
「お、俺に……恋愛相談をさせてくれ!」 とある冬の日、こう言って『ゲンキな焼鳥屋』に俺ーージョーロ、ホース、そしてフーちゃんの三人を呼び出した、サンちゃん。らしくない相談だが……でもよ、こうやってクサイ話を男同士で語り合うのも悪くねえ。さぁ、サンちゃんよ! どんなことでも俺達にーー 「実を言うと……、俺も大賀と同様に、恋愛相談があってな」 「その……、僕もなんだ……」 って、俺以外全員かい! そして全員揃って頼るような視線を送るんじゃねえっ! ……俺には俺でやらなきゃならねぇことがあるんだって!
激動の体育祭、そして『繚乱祭』を終えた俺達、西木蔦高校二年生は、修学旅行で北海道の札幌市を訪れることに。だがそこには、何故か居るはずのないアホな後輩とアホな先輩の姿が!まあ、ここまではある意味で想定内の想定外だったんだがー。「問題ですっ。私は一体誰でしょうっ?」「は?いや、えっと…誰?」「貴方を大好きな女の子ですっ」まるで絵画から飛び出したかのような美女が今、俺に愛の言葉を囁いたのと同時に頬へ柔らかな感触を伝えたーえ、何この超想定外の状況?今回も間違いなく色々ありそうだぜ、なぁひまわり…。
最悪だ…。どうして、こんなことになっちまったんだよぉぉぉぉ!!…え?何が起きたかって?あの男だよ。驚異のラブコメ主人公である、あの男が、再び西木蔦高校にやってきやがったんだよ!!開催中止の危機を回避し、平和に行われるはずだった『繚乱祭』。だがあの男を中心に、嵐は容赦なく西木蔦に吹き荒れる…それは一人の少女の願いと共に。まあ流石に俺はもう面倒事はこりごりーって引き受けんのかよ、パンジー!!しかも、その謎の決め顔とポーズで、てめぇは一体何を企んでやがる!?
やばい…。マジでやばい!季節は秋。年に一度のイベント『繚乱祭』に向けて、西木蔦高校生徒一丸となって準備をしているはずだったのに…、どうして開催中止なんてことになってんだよ!事件の発端は、前夜祭で使われるイルミネーションの消失。そしてその容疑がひまわり、コスモス、パンジーにかけられた。なあ教えてくれ。とても大切な三人のうち、一人を必ず失ってしまうとしたら、キミなら誰を犠牲にする?俺か?俺ならーここから、全員救い出す!見てろ、大逆転する方法を必ず見つけ出してやる!!
ふっ。ついに始まってしまったか、美少女たちの『俺』争奪戦がーー。 あ、どうも。ジョーロです。 新旧の美少女転校生・ヒイラギとツバキが、体育祭で屋台勝負をすることになった。勝負のキーパーソンとなった俺は、ひまコスあすなろ率いる圧倒的に有利なツバキ陣営ではなく、敗色濃厚な残念ヒロイン・ヒイラギ陣営についた。 皆を敵に回す劣勢で、なぜこんなに俺が頑張るかって? まあちょっと、『秘密の野望』があってな。それに、パンジーも手伝ってくれてるし……。 さあ、体育祭の始まりだ!
おいジョーロ、知ってたか? 『勝利の女神』ってのは、体育館裏の木の上から、突然落ちてくるんだぜ。しかも、元気な『お姫様』の姿でな。 ズケズケと俺の心に踏み込んでくる天真爛漫なお姫様。ピッチャーとマネージャーとして互い距離を縮めていった……はずが、ある日突然、お姫様は『さようなら』を俺に告げ、目の前からいなくなった。 なぁジョーロ。俺はどうすればいい? あれが、彼女の本心なのか? え? ……ははっ。そうか、そうだよな。俺のやることはひとつだよな。 --っつうわけで! とある臆病な野球少年と、そいつを慕う自由奔放な女の子、俺達が過ごした一夏の物語を……まあ、聞いてくれ。
キミは、女の子のおっぱいを触ったことはあるかい?俺は、ある。しかも、二人ー。そして、おっぱいタッチしたその子たちが愛してやまない彼氏でもあるのが、この俺だ。高校二年の夏休み終盤にして、ようやく来たぜ。人生の最高潮ってやつが。ん?パンジー、ひまわり、コスモス、あすなろの美少女四人からの『告白』への返事はどうしたって?もちろん完全無欠なパーフェクトアンサーをしたに決まってる。-おっぱいタッチしたサザンカとチェリーとの二股恋愛。それが答えだ。…釈明は本編でやらせてくれ!!
校内屈指の美少女であるひまわり、コスモス、あすなろ、そしてパンジーの四人からの愛の告白に『究極の回答』を返した俺。…え?『究極の回答』ってなんだって?ネタバレを恐れずに言うぜ。-前巻ラストを読んでくれ。さあーて、いよいよ始まる夏休み!実はひまコスパンジーと、いろんな約束をしてたんだよな。流しそうめんに海水浴、花火大会も!一生に一度、あるかないかの、幸せに満ち溢れた高校二年の夏休み!!全てのイベントを、完膚なきまでに楽しんでやろうじゃねぇか!!だってのに、なんで俺の目の前には、ホースの親友・特正北風がいやがるんだ!?ん?俺に相談がある?ま、まさかー!波瀾万丈な夏がやってくる最新刊!!
最強の敵・ホースは俺を圧倒する完全上位互換キャラ。「勝負に負けた方は、二度と三色院菫子に近づかない」舞台は因縁の特異点・高校野球地区大会決勝戦へと移り、『決選投票』という名のパンジー争奪戦に挑む。-どちらが、パンジーの傍にいるのに相応しいか。普通なら勝てる訳ねぇ。なぜならヤツは全てが万能で、その完璧さゆえにパンジーを『呪い』で蝕むチート主人公。だから今回も俺は『作戦』を考えた。当然とびっきり卑怯な作戦。それは、ホース取り巻きの女の子を説得して『清き一票』を奪うこと。難易度ド高めだが、やるしかねぇーんだけど最悪なことに俺はこの勝負の直前、頼れる親友と決別しちまった。サンちゃん、俺この勝負勝てるかな…。
今度こそ、俺は完全に負けだ。え?何のことだって?決まってる。パンジーこと三色院董子の『争奪戦』に俺が敗北するってことさ。目の前には、凄いヤツが立ちふさがっている。あの最強無敵であるパンジーの天敵が現れたのだ。モブから卒業し、成長した俺だとしても、ぶっちゃけ勝ち目はゼロだろう。でも、やるしかない。パンジーを取り戻すために。パンジーの『呪い』を解いてやるために。あいつは、いつも俺の悪口を言ってきてムカつくし、今でもあいかわらず大嫌いなんだが、ときどきちょっぴり、守ってやりたくなっちまう。だからこそ宣言しよう。俺は本当の自分をさらけ出す。そして、パンジーに愛の告白をする。高校生活一番の大勝負だ。さあ、まっていやがれ強敵!