著者 : 高光晶
トリア領軍と帝国の追っ手から逃れてたどり着いた町、ティオリア市。アルディスは、レダという少女に案内された武器屋で1本の魔剣を手に入れた。 『数多退けし暴雨』という奇妙な銘のついたその剣は、普通の剣士では扱いきれず持て余されていたらしい。 ネーレによると、その魔剣はアルディスにこそふさわしいと言うが……。彼女の真意を図りかねたまま、市の依頼で護衛任務についたアルディス達。 だが、彼らの下に地を埋め尽くす無数の魔物たちが迫ってきていたーー。 その魔剣、相応しき主の元でこそ、真価を発揮せんーー! 剣と魔術のバトルファンタジー、待望の第4巻!
コーサスの森の中、謎の黒覆面の集団に襲われていた商人らを助けたアルディス達一行。どうやら黒覆面達の目的は、商人たちに紛れていた美しい二人組の少女、セレスとカレンであるらしい。男爵令嬢と従者だと名乗る二人の関係性に違和感を覚えながらも、アルディスたちは森の外まで彼らを護衛すること に。だが、突如凶暴化した少女がアルディスを襲うーー 「あの程度で俺が傷を負うとでも? 悪いが俺はそんなに柔な人間じゃないんでね」 身分を隠して旅をする、美少女たちの秘密とはーー!? 剣と魔術で帝国の謎に立ち向かう最強傭兵譚、待望の第3弾!
領軍との戦いを終え、トリアを後にしたアルディスと双子達はナグラス王国近郊の森の中で仮住まいの家を建てていた。 追っ手の情報を探るために、ひとり王都グランに向かったアルディス。 そこで彼が耳にしたのは、王都の民を悩ませる名付きの魔物『三大強魔』の存在だった。 その内の一体『赤食い』が出ると噂されるのは、双子やネーレを残してきた森の中。 つかの間の安息を得た森に、魔物を呼び起こす“満月”が近づいていたーー!!
いまだかつて歴史に記されたことのない魔術、『剣魔術』の使い手アルディス。 彼が傭兵として請け負った仕事の帰り道に見つけたのは、この世界で『忌み子』とされる“双子”の少女達だった。 衰弱した彼女達を匿い、密かに養い始めたアルディスが金策の為に引き受けたのは、 街道に現れた謎の美女を連れてくることーー。 しかしその女は、アルディスと同じ『無詠唱魔法』の使い手で……!? 幾多の剣で己の道を切り開く、最強傭兵譚、開幕!!